オールアロング |
ホーム>>>スタディ>>>競馬>>>世界の競走馬・日本の競走馬>>>A>>> ■オールアロング■凱旋門賞制覇後に北米の大レースを3連勝した名牝 |
オールアロング(All Along)、牝、鹿毛、フランス生産、フランス調教 |
生没年月日・1979年4月17日−2005年2月23日 |
父ターゴワイス 母アグジッタ |
生産者・ダニエル・ウィンデンシュタイン 馬主・ダニエル・ウィルデンシュタイン |
調教師・Maurice Ziber、パトリック・ビアンコーヌ 主戦騎手・ |
競走成績・21戦9勝(9−4−2−6) 主な勝利・凱旋門賞、ワシントンDC国際など |
■コメント |
オールアロングは、1979年にフランスで生まれ、フランスで調教されました。 戦績は21戦9勝で、1982年に第2回ジャパンカップ(2着)にも来日し、1983年の秋に牝馬ながら凱旋門賞を制すると、北米に遠征し、カナダのロスマンズインターナショナルステークス(現・カナディアンインターナショナルステークス)(2馬身差)、アメリカのターフクラシック招待(8馬身3/4差)、ワシントンDCインターナショナル(3馬身1/4差)の北米の芝の3大レースも制しました。(北米の芝の3大レースの完全制覇は史上初) 凱旋門賞制覇からわずかの期間でした。 この年はフランスとアメリカの年度代表馬となっています。 この時のオールアロングの強さはすさまじかったですね。 □オールアロングを知るおすすめ作品 ■血統 オールアロングは、父ターゴワイス母アグジッタ(父ヴューマノワール)という血統です。 父ターゴワイスは後に日本に種牡馬として輸入されています。 ターゴワイスがオールアロングを出し注目されました。 ■履歴 ▼現役時代 ▽2歳 オールアロングは、1981年11月に2歳でフランスのドルノイ賞でデビューし、デビュー戦を勝ち、この年はこの1戦のみでした。 ▽3歳 1982年に初戦、2戦目を連勝し、デビューから3連勝しますが、サンタラリ賞で2着となり、イギリスで英オークス6着、フランスに戻り仏オークス5着で、モーリドニュイユ賞を勝つと、ヴェルメイユ賞も勝ち、凱旋門賞に臨みますが、15着に敗れます。 この後、日本に来日し、ジャパンカップで2着となります。 優勝はアメリカで一流とはいえないハーフアイストで、競馬大国アメリカを感じましたが、展開に少し恵まれた感もあり、堂々と「勝つ競馬」「王道競馬」をした2着のオールアロング、3着のエイプリルラン(フランス調教馬)にヨーロッパ競馬、ヨーロッパ調教馬の底力と奥深さを感じました。 ヨーロッパ競馬、ヨーロッパ調教馬の底力や奥深さなどを感じた最初のインパクトかもしれません。 それにしても次の年にオールアロングが凱旋門賞を制し、北米の芝の3大レースを完全制覇するとは・・・ オールアロングの強さがヨーロッパ競馬やヨーロッパ調教馬の強さを感じましたね。 ▽4歳 1983年は、3戦して勝てませんでしたが、4戦目に凱旋門賞でサンプリンセスに1馬身差で勝つと、前述のように、北米遠征し、北米の芝の3大レースを完全制覇します。 前述のようにこの年はフランスとアメリカの年度代表馬となっています。 オールアロングは、短期間でヨーロッパとアメリカを制し、世界の頂点に立った感じでしたね。 ▽5歳 1984年は、4戦して勝てませんでしたが、凱旋門賞3着、引退レースとなった第1回ブリーダーズカップターフ2着に好走しています。 ▼現役引退後 競走馬引退後はアメリカで繁殖牝馬となり、主な産駒にフランスの重賞を勝ち、種牡馬となったアロングオールなどを出しています。 主な産駒・・・ アロングオール(グレフュール賞・G2、シェーヌ賞・G3,グランクリテリウム2着・G1) 2003年に繁殖牝馬を引退、2005年に死亡しています。 ・オールアロングの関連記事 第2回ジャパンカップ □オールアロングを知るおすすめ作品 |
■競走成績 | |||||
開催日 開催国 競馬場 レース名 |
距離 格 |
頭数 人気 着順 |
斤量 着差 |
騎手 タイム |
1着(2着) |
1981.11.10 仏 アミアン ドルノイ賞 |
T1700 |
12 1 |
同着 |
S.ヴァーシュ |
Tarbelissima |
1982.2.27 仏 サンクルー ミルスカ賞 |
T2000 |
13 1 |
4 |
S.ゴルリ 2.24.2 |
(Zalataia) |
1982.3.27 仏 サンクルー ぺネロープ賞 |
T2100 GV |
11 1 |
4 |
S・ゴルリ 2.23.4 |
(Paradise) |
1982.5.23 仏 ロンシャン サンタラリ賞 |
T2000 GT |
8 1 2 |
4 |
S.ゴルリ |
Harbour |
1982.6.5 英 エプソム 英オークス |
T12F GT |
13 6 |
Y.サンマルタン |
Time Charter |
|
1982.6.13 仏 シャンティ 仏オークス |
T2100 GT |
14 5 |
S・ゴルリ 2.17.9 |
Harbour |
|
1982.7.14 仏 サンクルー モーリスドニュイユ賞 |
T2500 GU |
12 1 |
1/2 |
S.ゴルリ 2.46.6 |
(No Attention) |
1982.9.12 仏 ロンシャン ヴェルメイユ賞 |
T2400 GT |
13 1 |
1・1/2 |
G・スターキー 2.29.9 |
(Akiyda) |
1982.10.3 仏 ロンシャン 凱旋門賞 |
T2400 GT |
17 8 15 |
54.5 |
G・スターキー 2.40.5 |
Akiyda |
1982.11.28 日 東京 ジャパンC |
T2400 |
15 3 2 |
クビ |
G・ムーア 2.27.1 |
ハーフアイスト |
1983.6.12 仏 シャンティ ラクープ |
T2400 GV |
8 1 3 |
G・スターキー |
Zalataia |
|
1983.7.3 仏 サンクルー サンクルー大賞 |
T2500 GT |
9 7 |
G・スターキー |
Diamond Shoal |
|
1983.9.11 仏 ロンシャン フォア賞 |
T2400 GV |
11 2 |
3/4 |
F・ヘッド |
Time Charter |
1983.10.2 仏 ロンシャン 凱旋門賞 |
T2400 GT |
26 C9 1 |
57.5 1 |
W・R・スウィンバーン 2.28.0 |
(Sun Princess) |
1983.10.16 加 ウッドバイン ロスマンズ国際S |
T13F GT |
11 1 1 |
2 |
W・R・スウィンバーン 2.45.0 |
(Thunder Puddles) |
1983.10.29 米 アケダクト ターフクラシックS |
T12F GT |
10 1 1 |
8・3/4 |
W・R・スウィンバーン 2.34.0 |
(Thunder Puddles) |
1983.11.12 米 ローレル ワシントンDC国際 |
T12F GT |
8 1 1 |
3・1/4 |
W・R・スウィンバーン 2.35.0 |
(Welsh Term) |
1984.9.22 米 ベルモントパーク ターフクラシックS |
T12F GT |
6 2 4 |
W・R・スウィンバーン |
John Henry |
|
1984.10.7 仏 ロンシャン 凱旋門賞 |
T2400 GT |
22 C2 3 |
57.5 |
W・R・スウィンバーン |
Sagace |
1984.10.21 加 ウッドバイン ロスマンズ国際S |
T13F GT |
9 1 4 |
W・R・スウィンバーン |
Majesty’s Prnce |
|
1984.11.10 米 ハリウッドパーク ブリーダーズCターフ |
T12F GT |
11 2 2 |
クビ |
A・コルデロjr |
Lashkari |
■5代血統図 |
Prince Rose4×4 |
*ターゴワイス Targowice 1970 黒鹿毛 |
Round Table 1954 鹿毛 |
Princequillo | Prnce Rose | Rose Prince |
Indolence | ||||
Cosquilla | Papyrus | |||
Quick Thought | ||||
Knight’s Daughter | Sir Cosmo | The Boss | ||
Ayn Hali | ||||
Feola | Frial Marcus | |||
Aloe | ||||
Matriarch 1964 黒鹿毛 |
Bold Ruler | Nasrullah | Nearco | |
Mumtaz Begum | ||||
Miss Disco | Discovery | |||
Outdone | ||||
Lyceum | Bull Lea | Bull Dog | ||
Rose Leaves | ||||
Colosseum | Ariel | |||
Arena | ||||
Agujita 1966 鹿毛 |
Vieux Manoir 1947 鹿毛 |
Brantome | Blandford | Swynford |
Blanche | ||||
Vitamine | Clarissimus | |||
Viridiflora | ||||
Vieille Maison | Finglas | Bruleur | ||
Fair Simone | ||||
Vieille Canaille | Zionist | |||
Ficelle | ||||
ArgosyArgosy 1950 |
Coastal Traffic | Hyperion | Gainsborouugh | |
Selene | ||||
Rose of England | Teddy | |||
Perce−Neige | ||||
Prosodie | Prince Rose | Rose Prince | ||
Indolence | ||||
Protein | Manna | |||
Brulette |
オールアロング |