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■系統繁殖を知るおすすめ作品■
 
目次

■BOOK
新設 母馬血統学−進化の遺伝子の神秘(講談社プラスアルファ文庫)

競馬の血統学<PART2>母のちから

覚えておきたい日本の牝系100(競馬道OnLine新書)

ウイニングポスト8 牝系ファイル






 
■BOOK

「新設 母馬血統学−進化の遺伝子の神秘」

新説 母馬血統学=進化の遺伝子の神秘

系統繁殖や母系重視の考え方を知るには上記の書籍がおすすめです
本文(コラム「ブエナビスタとドイツ血統・系統繁殖」)でも書いたように系統繁殖の生産方式は、私も注目しています
年間100頭以上の産駒を送り出すこともある種牡馬は、血統地図を塗り替えるほどの革命的な成功をすることがあります
かつてのセントサイモン、ノーザンダンサー・・・他にもネアルコ、ハイペリオン、リボー、ネイティヴダンサーなどの例があり、近年の日本ではサンデーサイレンスの大成功がありました
しかし、一方で母系を重視するドイツのような「系統繁殖」が注目されていることも事実で、アガ・カーン殿下のように「系統繁殖」を生産の規範とする世界的なオーナーブリーダーもいます
日本競馬史上初の牝馬3冠馬・メジロラモーヌを輩出したメジロ牧場もどちらかといえば「系統繁殖」を規範とした生産方式の牧場です
母系重視の「系統繁殖」は、前述のように、私自身も注目し、関心と興味のある生産方式です
母系の重要性とは・・・遺伝の神秘、血統の不可思議さとともに分析した血統学です
母系(牝系)は非常に奥深く、大河や大海・・・大きくいえば宇宙のように広い世界です。


「競馬の血統学<PART2>母のちから

競馬の血統学<PART2>母のちから

種牡馬の質が向上した現在においてポイントは「母系」かもしれない・・・
ドイツなどでは、伝統的に母系を重視した「系統繁殖」の考えがあった
「母系重視」に注目するブリーダーなどもいる・・・
大種牡馬のような派手さはないが、「母系重視」は、血統の質を一族で上げる手段・方法


「覚えておきたい日本の牝系100」

覚えておきたい日本の牝系100

種牡馬に関する書籍は多いが、牝系に関する書籍は少ないのが現状・・・
本書は、血統の専門家である著者が日本の代表的な牝系100についてわかりやすく解説している良書であり貴重・希少・・・
牝系に関するエピソードも面白く、読み物としても最適です。
牝系を知れば知るほど競馬の奥深さ・魅力に気づかされます。
しかし、やはり牝系に関して知りたい場合に「事典」や「辞典」的に本書を読むのが最も有効な利用法・・・
「日本の牝系」(競馬通信社)もおすすめ!!
覚えておきたい世界の牝系100もおすすめ!


「ウイニングポスト8 牝系ファイル」

ウイニングポスト8 牝系ファイル

本書は、ゲーム攻略本として位置づけられているが、本書の著者は競馬の血統でも牝系に関して日本で詳しいといわれる吉沢譲治氏で、牝系解説本としても良書といえます。
牝系については、日本では白井透氏と吉沢譲治氏が詳しいと思います。
吉沢譲治氏は、私が血統研究などに関して尊敬し、ある意味師と仰いでいる「3大競馬の血統研究家」(山野浩一氏、白井透氏・・・そして吉沢譲治氏)の一人です。
(ちなみに種牡馬に関しては、山野浩一氏の著書「サラブレッド血統事典」(二見書房、後の版では、吉沢譲治氏などが共著、白井透氏も関わっているといわれる)によって多くを学びました)
(種牡馬については、「サラブレッド血統事典」(二見書房)がおすすめ)
ゲームをやらない私にとっては、ゲーム攻略本としてではなく、牝系解説本として優れていると思います。
牝系を研究したい人にはおすすめですね。
本書の著者は、上記のおすすめ作品である「新設 母馬血統学−進化の遺伝子の神秘」(講談社プラスアルファ文庫)と同じです。


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