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『1962〜1966』(赤盤)
『1967〜1970』(青盤)

ビートルズ 1962〜1966(赤盤)
ビートルズ 1967〜1970(青盤)


ビートルズのメンバーであったジョージ・ハリスンが選曲したといわれる『赤盤』、『青盤』は、ある意味で唯一のビートルズの公式ベスト盤だと思います。

このベスト盤には、ビートルズのシングル曲はもちろん全て収録され、シングル以外の重要曲などの多くが収録されています。

ビートルズのベスト盤としては、もちろん、ビートルズの入門、ビートルズの音楽の歴史的変換を知る音楽的財産としてもおすすめで最適だと思います。

(もちろん欲をいえば、例えば「トゥモロー・ネバー・ノウズ」や「ヘルター・スケルター」、「ブラック・バード」などが収録されていないなどの個人的不満はあります。

それでも「最大公約数」的に選曲されているとは思います、ビートルズのベスト盤となれば、「完璧」な選曲となると「全曲集」となりかねませんし・・・・)

今はもう残念ながら存在しないイギリスのバンドであったオアシスのメイン・ソングライターであるノエル・ギャラガーもこの『赤盤』、『青盤』を絶賛していました。(2012年5月10日現在)

『赤盤』は、タイトルの『1962〜1966』からもわかるとおり、ビートルズのデビューから、(アイドルからアーティストへと)音楽的変換期を迎えつつあった時期・・・アルバムでいえば『プリーズ・プリーズ・ミー』から『リボルバー』まででです。

『青盤』は、タイトルの『1967〜1970』が示すように、音楽的変換期の頂点、実験性の頂点を極めた時期からバンドの原点回帰へ向かいながらも、スケール感、緻密性が増して、それぞれが別方向を向き、解散へと至った過程の時期・・・アルバムでいえば『 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から『レット・イット・ビー』までです。

ビートルズの代表曲の多くが収録され、ビートルズの音楽的変化や歴史を垣間見れる素晴らしいベスト盤だと思います。

個人的にはビートルズを知るきっかけにして、ビートルズの音楽的歴史に触れることの出来るこのベスト盤は、おすすめの名盤だと思います。


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