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■中村日出夫■空手■「垂木切り」の伝説の空手家

中村日出夫を知るおすすめ作品

中村日出夫(なかむら・ひでお) 1913年6月16日−2013年1月8日

中村日出夫は、1913年6月16日に当時、日本領だった朝鮮の平壌で生まれます。


1937年に京都帝国大学(現在の京都大学)を卒業します。

1947年に、山梨県甲府市で、建設業を営む傍らで、空手道場・修得館を設立します。

1968年に活動の拠点を山梨県から東京都に移します。

1983年に空手道拳道会を設立し、初代会長となります。

1997年に会長を辞し、総師となります。

2013年1月8日に死去。


空手は幼少期に始めたようです。


素手で材木を切断する「垂木切り」で知られます。

「垂木折り」といわないのは、切断面が「折られた」というより「切られた」ように滑らかであることから、そういわれています。

他にも土管を素手で叩き壊すなどその破壊力は超人的ともいわれています。


「空手に流派なし」がモットー、自流を立ち上げず、あくまで拳道会という組織の結成に留まっているのはそのためのようです。


極真空手の第5回全日本選手権を制した盧山初雄は、山梨県で一時期中村日出夫の内弟子となっていましたが、自著で、中村日出夫の超人的強さについて語っています。


61歳の時に喉頭がんとなり、手術を勧められたが、腫瘍が熱に弱いことから、真っ赤に熱した針金で、腫瘍を焼ききる荒療治で、完治させてしまったそうです。

私の知人に極真空手を習っていた人がいました。

彼は中村日出夫の内弟子だった盧山初雄の門下(中村日出夫と盧山初雄の交流・関係は、盧山初雄が極真空手に戻っても続いていました)だったが、中村日出夫の声が少しつぶれていたのは、そのためだろうといっていました。

腫瘍を焼ききる荒療治は、驚きますね。


同じような方法で、虫歯も完治させたらしいことを、その友人は話していました。



その友人によれば、前述のように京都帝国大学を卒業しているせいか、その話は高度で丁寧らしいです。


手足の先を「徹底的」に鍛錬することを目標とし、砂袋の「千本キック」など、中村日出夫のその鍛錬は半端ではないようです。

そうした鍛錬の成果か中村日出夫の演舞は、その技のスピードが速過ぎて、拳や手刀が全くカメラに写らないともいわれ、前述の「垂木切り」のように超人的といわれています。


力道山の「空手チョップ」は、中村日出夫が命名したようで、力道山にチョップの手ほどき・指導もしたようです。


酒を飲んで稽古もしたといわれ、普通は酒を飲んで稽古できませんが、中村日出夫は「徹底的鍛錬」の成果か可能だったようです。


前述の極真空手を習っていた友人によれば、極真空手の大山倍達も中村日出夫を尊敬していたようです。



極真空手出身の盧山初雄は、中村日出夫の内弟子だったこともあり、内弟子でなくなった後も交流が続いていました・・・
氏の語る中村日出夫の高度な講義と超人的強さは「生涯の空手道−永遠なる武道」で知ることが出来ます・・・
極真空手についてはもちろん、太気拳の沢井健一とも交流があり、沢井健一にも触れています・・・


中村日出夫の貴重映像の「中村日出夫 拳道伝説(DVD)」・・・
氏の伝説的強さに触れることが出来ます・・・



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