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日本馬の海外遠征
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日本馬の海外遠征■

サンデーサイレンスを知るおすすめ作品

最近は特に日本馬の海外遠征が盛んのようです。

日本馬で海外GTを制した馬を列記してみます。

海外GTを制した日本馬(2012年2月27日現在)

(ヨーロッパ)

イギリス

・アグネスワールド ジュライカップ 2000  Danzig  芝直線6ハロン(約1200メートル)

フランス

・シーキングザパール モーリス・ド・ゲスト賞 1998  Seeking the Gold  芝直線1300メートル

・タイキシャトル ジャック・ル・マロワ賞 1998  Devil,s Bag  芝直線1600メートル

・アグネスワールド アベイ・ド・ロンシャン賞 1999  Danzig  芝直線1000メートル
  
・エルコンドルパサー サンクルー大賞 1999  Kingmambo  芝左2400メートル

(アメリカ)

アメリカ

・シーザリオ アメリカンオークス 2005  スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系) 芝左1マイル1/4(約2000メートル)

(アジア)

UAE

・ハーツクライ ドバイシーマクラシック 2006  サンデーサイレンス  芝左2410メートル(約12ハロン)

・アドマイヤムーン ドバイデューティーフリー 2007  エンドスウィープ(母の父がサンデーサイレンス) 芝左1777メートル 

・ヴィクトワールピサ ドバイワールドカップ 2011  ネオユニヴァース(サンデーサイレンス系)  オールウェザー左2000メートル(約9.94ハロン)

香港

・ステイゴールド 香港ヴァーズ 2001  サンデーサイレンス  芝右2400メートル

・エイシンプレストン 香港マイル 2001  Green Dancer  芝右1600メートル
             クイーンエリザベス2世カップ(香港) 2002 芝右2000メートル 
             クイーンエリザベス2世カップ(香港) 2003 芝右2000メートル

・アグネスデジタル 香港カップ 2001  Crafty Prospector  芝右2000メートル

・ハットトリック 香港マイル 2005  サンデーサイレンス  芝右1600メートル

(シンガポール)

・コスモバルク 2006 シンガポール航空インターナショナルカップ  ザグレブ(非サンデーサイレンス系)  芝左2000メートル

・シャドウゲイト 2007 シンガポール航空インターナショナルカップ  ホワイトマズル(母の父がサンデーサイレンス)  芝左2000メートル

(オセアニア)

オーストラリア

・デルタブルース メルボルンカップ 2006  ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)  芝左3200メートル

なるほど海外GTを勝った日本馬は、けっこういますね。

日本馬も海外で活躍していますね。

日本馬が活躍し、勝つことは非常に素晴らしいことですが、海外GTに勝った馬たちを見ていると、ある共通点、傾向があります。

「サンデーサイレンスの血を持っているか、外国馬」が海外GTを制していることが多いということです。

海外GTを勝った馬の父は、サンデーサイレンス系(サンデーサイレンス自身も含めて)か外国馬がほとんどです。

それ以外の馬は、2007年のドバイデューティーフリーを勝ったアドマイヤムーン(父エンドスウィープ)、2006年のシンガポール航空インターナショナルカップを勝ったコスモバルク(父ザグレブ)、2007年のシンガポール航空インターナショナルカップを勝ったシャドウゲイト(父ホワイトマズル)だけです。

しかも、アドマイヤムーンとシャドウゲイトは、母の父がサンデーサイレンスで、「サンデーサイレンスの血を持っているか外国馬」以外となると、コスモバルクしかいません。

海外GTで活躍(好走あるいは勝つ)には、「サンデーサイレンスの血を持っているか外国馬」であることが、活躍の傾向ですね。

日本の内国産馬では、まだサンデーサイレンス系を除き、海外のGTなどで活躍しづらいということになります。


日本馬の海外遠征は、苦戦の歴史でした・・・。

日本ダービー、天皇賞・秋、有馬記念を勝ったハクチカラがアメリカ遠征で勝利したのが、10戦目・・・

今はもうすでにないレース・ワシントンバースディハンデでした。

ハクチカラは海外遠征でこの1勝だけで以後も6戦しましたが、勝てませんでした。

以後も日本馬は、時折日本でチャンピオンクラスの馬が海外遠征へ・・・。

そして思い知る「世界の壁」の高さ・・・「世界との大きな力の差」・・・。

天皇賞・春を勝ったスピードシンボリが、アメリカ遠征でワシントンDC国際で、9頭立て5着となりました。

続くヨーロッパ遠征ではキングジョージY&クイーンエリザベスステークス5着、ドーヴィル大賞10着、世界最高峰の凱旋門賞で着外となりました。

スピードシンボリは帰国後に有馬記念で2年連続で菊花賞馬・アカネテンリュウ以下に勝ち、有馬記念連覇をしています。

海外では苦戦でしたが、帰国後に海外遠征した「経験」の差を見せました。

タケシバオーは、アメリカ遠征でワシントンDC国際で8着、その後に天皇賞・春を勝ち、連勝中で挑んだ2回目のワシントンDC国際が7着・・・ともに出走馬中の最下位着順でした。

日本で「怪物」といわれたタケシバオーも世界レベルでは苦戦しました。

タケシバオーの前後にも日本馬の海外遠征はありましたが、日本馬は勝てませんでしたし、世界との力の差を見せ付けられた。

それはシンボリルドルフ、サクラローレルという日本のスーパースターでも同じでした。
(もっともシンボリルドルフはアメリカ遠征でサンルイレイステークスのレース中に故障で6着、サクラローレルは、凱旋門賞を目指し、ステップレースとなるフランスのフォア賞で故障し出走馬中で最下位の8着、凱旋門賞には故障で出られませんでしたが・・・)

海外GTではないものの、香港でフジヤマケンザンがGUの香港国際カップ(後の香港カップで、GTとなる)で勝ったのをきっかけとし、前記のように海外GTで日本馬が勝つようになりました。

その中から勝てないものの、世界最高峰のレースといわれる凱旋門賞で1999年に2着の快挙のエルコンドルパサーも出ました。

エルコンドルパサーは前記のようにサンクルー大賞に勝ち、海外GTも勝っていますね。

「悪意」なき禁止薬物の使用で失格となったものの、2006年には、日本の3冠馬・ディープインパクトが凱旋門賞で3位入線をしています。

さらに、2010年には、宝塚記念を勝ったナカヤマフェスタが凱旋門賞で2着の快挙をしています。

以前の日本馬の海外遠征の苦戦の歴史が隔世の感がある日本馬の活躍です。


日本のレース体系(例えば、3冠など)は、ヨーロッパ、特にイギリスを模範としながらも、日本の競馬場などは、芝が深くなく、起伏もさほどないアメリカ競馬に近いものがあります。

日本でのスピード競馬、高速馬場もアメリカ競馬に近いと思います。

サンデーサイレンスの日本での革命的成功とも関係していると思います。

サンデーサイレンスやサンデーサイレンス系種牡馬がヨーロッパでも走ってはいます。

サンデーサイレンスは産駒のハーツクライがキングジョージY&エリザベスダイヤモンドステークス(当時、現在のキングジョージY&クイーンエリザベスステークス)3着、ゼンノロブロイが英国際ステークスで2着、前記のようにサンデーサイレンスの血を持つ馬が海外GTを制しています。

サンデーサイレンスの産駒でフランスへ輸入されたディヴァインライトの産駒ナタゴラがチュヴァリーパークステークスを制しヨーロッパの2歳チャンピオンとなり、イギリスの英1000ギニーを制し、アメリカで種牡馬入りしたハットトリック(前記のようにサンデーサイレンス産駒)の産駒のダビルシムがフランスのモルニ賞とジャン・リュック・ラガルデール賞を制しヨーロッパの2歳チャンピオンになっています。

しかし、ヨーロッパ(特にイギリス)のように「自然をそのまま活かしている競馬場」のコースよりアメリカなどのように人工的に「作られた競馬場」のほうが、日本やサンデーサイレンス・サンデーサイレンスの血を持つ馬にとっては適性していると思います。

サンデーサイレンスの人工的に「作られた競馬場」である日本での種牡馬としての革命的な大成功はもちろんのこと、日本と同じく「作られた競馬場」のアメリカやドバイや香港でより適性があると思います。

サンデーサイレンスの種牡馬としての革命的成功には、日本の競馬場の特徴である「作られた競馬場」・「高速競馬」および現在のスピード化があると思います。

日本は、ヨーロッパへの憧れ(特にフランスの凱旋門賞)から、ヨーロッパ競馬の大レースを目指しがちですが、前記の理由からアメリカ競馬のほうが適性があると思いますね。

ヨーロッパを目指すなら、現在の「高速競馬」などを、あらため芝を深くし、起伏のもっと大きい「ヨーロッパ化」をすべきと思います。

現在の「高速競馬」を推進し続けるなら、アメリカ競馬を目指したほうが、日本には適性があると思います。

海外でも成功しているサンデーサイレンスやサンデーサイレンス系もアメリカ競馬により適性があると思います。

アメリカ競馬などを目指したほうが、日本は実績を残し、成功すると思います。


日本馬が海外遠征で本当の意味で成功といえるのは、サンデーサイレンスの血を持つ馬や外国馬の活躍だけではなく、サンデーサイレンスの血を持たない「内国産馬」が活躍することだと思います。

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