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■王向斉■中国武術(意拳)■意拳(大成拳)の創始者

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王向斉(おう・こうさい) 1886年−1963年7月12日

河北深縣魏林村に生まれます。

実戦でのずば抜けた強さから、国を代表する武術の達人「国手」といわれました。



少年時代に形意拳の達人・郭雲深の最後の弟子として、形意拳などを学びます。

また、師伯にあたる張樹徳より古傳の大槍を学びます。

1913年頃、北京陸軍武術傳習所にて五行拳・十二形などを研究します。

1918年頃、河南、湖南、湖北、福建省などで数々の中国武術を研究します。

その他にも多くのところで、中国武術を研究・学んでいます。

その中国武術などの研究で、エッセンスを抽出して創意工夫の末に意拳(大成拳)を創始する。


意拳には、型がなく、気を練ることを主眼にしています。

その動きは、変幻自在といわれました。

王の著名な弟子で、日本人に澤井健一氏がいます。

澤井健一氏は、王の許可を得て、太気拳を創始しています。


試合において、王がただ軽く相手に触れるだけで、相手は落雷のような衝撃を受け、倒れたといいます。

また、対戦相手は、王の動きを目でとられることが出来ず、まるで顔が7つあるように見えたといいます。

王は「ミリの単位」でよけるといわれ、鉄壁な攻撃とともに鉄壁な防御をほこりました。


腰周りが大きく、日頃の鍛錬の成果かと思われます。

前述のように「国手」とたたえられ、その強さは伝説的です。


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