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パーソロン
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■パーソロン■
パーソロン(Partholon)、牡、鹿毛、アイルランド生産、アイルランド調教
生没年月日・1960年−1985年10月5日
父マイリージャン 母パレオ
生産者・  馬主・
調教師・  主戦騎手・
競走成績・14戦2勝(2−5−1−6) 主な勝利・
■コメント
パーソロンは1960年にアイルランドで生まれアイルランドで調教されました。

競走馬を引退後に、日本のシンボリ牧場の和田共弘氏らに購入されましたが、和田(共弘)氏がパーソロンに魅せられて衝動買いに近い形での種牡馬としての購入だったそうです。

競走馬として特別な成績を挙げていないパーソロンに和田(共弘)氏は、常人にはわからない相馬眼でパーソロンを購入したのかもしれません。

日本でのパーソロンの大成功に和田(共弘)氏の眼力やインスピレーションの凄さを感じます。

和田(共弘)氏に購入されなければ、シンボリルドルフなどは存在しなかったのです。


□パーソロンを知るおすすめ作品

■血統
パーソロンは父マイリージャン母パレオ(父ファリス)という血統です。

トウルビヨン4×4、ファロス5×4、ブランドフォード5×4のインブリードがあります。

パーソロンの大成功で全兄のミステリー、全弟のペールとマイフラッシュも日本で種牡馬となりました。

もちろんパーソロンほどは成功しませんでしたが

履歴
▼現役時代
パーソロンは、1962年8月の2歳でアイルランドのリーステークスでデビューし、デビュー戦は2着、初勝利は3戦目のナショナルステークスで、その後はイボアハンデに勝ったのみで、アイルランドのクラシックに参戦し、愛ダービー6着、愛セントレジャー4着でした

競走成績は14戦2勝でした。

▼現役引退後
パーソロンは、前述のようにシンボリ牧場の和田(共弘)氏やメジロ牧場の北野豊吉氏などによって、購入され、日本で種牡馬となります。

主な産駒には前述のシンボリルドルフ(3冠=皐月賞・日本ダービー・菊花賞、ジャパンカップ、天皇賞・春、有馬記念2回)、サクラショウリ(日本ダービー)、メジロアサマ(天皇賞・秋=当時は3200メートル)、カネヒロム(オークス)、ナスノカオリ(桜花賞)、タケフブキ(オークス)、ナスノチグサ(オークス)トウコウエルザ(オークス)、ダイアナソロン(桜花賞)など

1971年と1976年にリーディングサイヤー。

母の父としてはディアマンテ(エリザベス女王杯)、カネミノブ(有馬記念)、ビンゴガルー(皐月賞など)、シリウスシンボリ(日本ダービー)、ライトカラー(オークス)、メジロドーベル(オークス、秋華賞、エリザベス女王杯2回など)など

主な産駒・・・
(グレード制前は八大競走、グレード制施行後はG1競走)
メジロアサマ(天皇賞・秋)
カネヒロム(オークス)
ナスノカオリ(桜花賞)
タケフブキ(オークス)
ナスノチグサ(オークス)
トウコウエルザ(オークス)
サクラショウリ(日本ダービー)
シンボリルドルフ(皐月賞、日本ダービー、菊花賞=日3冠、有馬記念2回、ジャパンカップ、天皇賞・春)
ダイアナソロン(桜花賞)

母の父として・・・
(G1級競走)
ディアマンテ(エリザベス女王杯)
カネミノブ(有馬記念)
ビンゴガルー(皐月賞)
シリウスシンボリ(日本ダービー)
ライトカラー(オークス)
シンボリクリエンス(中山大障害・春、秋)
ボレール(中山大障害・春2回、秋)
メジロドーベル(オークス、秋華賞、エリザベス女王杯2回、阪神3歳牝馬ステークス)
アインブライト(阪神3歳ステークス)

1985年に死亡しています。

シンボリルドルフは1981年生まれの産駒なので、かなり晩年の産駒ですね。

■特徴
仕上がりが早く器用でレース巧者の面が産駒には多いようです。

若い頃から「大人っぽいレース」をする面が多いようです。

シンボリルドルフの器用なレース振りなどにその特徴がうかがえますね。

■総評
パーソロンは代表産駒の3冠馬・シンボリルドルフが出るまでマイラー(初期の産駒の天皇賞・秋を勝ったメジロアサマ、その後日本ダービーを勝った産駒のサクラショウリなどは例外)や牝馬クラシックに強い(オークス4連勝など)牝馬に活躍馬のでやすい種牡馬といわれていました。

パーソロン系には「不思議な底力」(がんばっていないようで大差で勝つなど)があり、メジロアサマやその産駒のメジロティターンなどにその特徴が強く感じられ、メジロティターンには特に強く感じられ、個人的にはシンボリルドルフなどにもその面を感じました。

個人的には、パーソロンの母の父であるフランスのファリス(3戦3勝)の影響があると思います。

パーソロンは、シンボルルドルフが出る前に病気となり、生死の境をさまよいましたが、和田(共弘)氏の献身的介護で回復しているようです。

和田(共弘)氏の献身的介護がなければ、シンボリルドルフは存在しなかったわけで、パーソロンと和田(共弘)氏の不思議な強いつながりを感じます。


□パーソロンを知るおすすめ作品

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


1962.8 愛 カラ
リーS

T6F














1962.8 愛 カラ
アングルシーS

T6F


16








Philemon


1962.9 愛 カラ
ナショナルS

T7F










(Molino)


1962.10 ドンカスター
タイムフォーム金杯

T8F


12








Noblesse


1963
トライアルS

T8F




着外









1963
バリモS

T12F














1963
ウィルズゴールドフレークS

T12F




着外









1963.6 愛 カラ
愛ダービー

T12F











Ragusa


1963.7 愛 カラ
ロイヤルウィップS


T12F











Nos Royalistes


1963.8 ヨーク
イボアH


T14F


22



アタマ

J・サイム


(Arctic Vale)


1963.9 愛 カラ
愛セントレジャー

T14F


10








Christmas Island


1963.10 愛 カラ
シザーウィッチH

T16F




着外









1963.11 愛 カラ
トライゴS

T12F











Ashavan


1963.11 愛 レバーズタウン
セカンドノヴェンバーS






着外









■5代血統図
Pharos5×3、Tourbillon4×4、Blandford5×4
Milesean
イギリス
1953 鹿毛
My Babu

1945 鹿毛
Djebel Tourbillon Ksar
Durban
Loika Gay Crusader
Coeur a Coeur
Parfume Badruddin Blandford
Mumtaz Mahal
Lavendula Pharos
Sweet Lavander
Oatflake

1942 鹿毛
Coup de Lyon Winslot Son−in−law
Gsllrnza
Sundry Sunstar
Queen’s Company
Avena Blandford Swynford
Blanche
Athasi Farasi
Athgreany
Paleo
フランス
1953 鹿毛
Pharis

1936 黒鹿毛
Pharos Phararis Polymelus
Bromus
Scape Flow Chaucer
Anchora
Carissima Clarissimus Radium
Quintessence
Casquwtts Captivation
Cassis
Colonice

1940 栗毛
Abjer Asterus Teddy
Astrella
Zariba Sardanapale
St.Lucre
Colonis Tourbillon Ksar
Durban
Heldifann Durbar
Banshee

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