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董海川
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■董海川■中国武術(八卦掌)■八卦掌の創始者

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董海川(とう・かいせん) 1797年?(1813年の説もあり)−1882年

董海川は清代の武術家で、宦官であったとされます。
八卦掌の創始者といわれます。

原名は「海」で、後に「海川」に改名・・・

八卦掌は、太極拳・形意拳と並んで内家拳の代表格とされる中国武術です。
その名の通り、八卦に基づいた技術理論で、一般的な流派と違い、掌を多用する点が特徴です。

名称からもわかるように、動作の根本原理を易経の八卦思想で説明していますが、それらの理論は後世に構築されたものでしょうし、成立時には無かったとされます。


■履歴
董海川は、前述のように、清代の武術家で、宦官だったとされ、八卦掌の創始者とされます。

「雲盤老祖」(別の説では華澄霞(紅蓮長老))から武術を伝授され、独自の工夫を重ね、八卦掌を創造したとされます。

武術の達人であったが、漢民族の血を引く董海川は、清王朝(清王朝は漢民族の王朝ではない)打倒で、宮中に入るために、宦官となったが、清王朝打倒の目的は達せられませんでした。

一説には形意拳の郭雲深との試合で引き分けて、その後、形意拳と八卦掌の交流が始まったとも・・・。
(この説は形意拳と八卦掌との交流に伴う創作かもしれませんが、形意拳と八卦掌を合わせて学ぶことが多く、交流があったことは間違いありません)
(郭雲深は、中国武術史上最強の一人といわれており、その郭と互角の勝負をしたとされる董の実力がうかがえます)
(このエピソードが創作だとしても、郭と引き分けるぐらい董に力量があったのかもしれません、話に説得力が無くなりますから・・・)

董海川は、多くのなぞに包まれた人物ですが、義侠心が厚く、武術の達人であったようです。

絶対的武林大師ともいわれます。

■八卦掌の特徴
前述のように、一般の流派と違い、拳より掌を多用します。

動きが舞踊のように見え、円運動を基本とするなど曲線的な動きが特徴で、柔らかさのある動きながら強い「気の力」があるとされます。

高度で難解な理論を持つとされます。

個人的な意見では、八卦掌などは奥深く柔軟性に富んだ中国武術に感じます。

■日本との関係
日本との関係では、佐藤金兵衛氏が八卦掌を日本に紹介したとも・・・
(佐藤氏は、形意拳なども日本に紹介したとされます)

■有名な弟子
有名な弟子には、尹派八卦掌を創始した尹福、程派八卦掌を創始した程延華がいます。


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