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ビワハヤヒデ
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■史上最強馬RANKING−日本−INDEX■■■■■

シンボリルドルフ ディープインパクト エルコンドルパサー サイレンススズカ シンザン
マルゼンスキー スペシャルウィーク グラスワンダー サクラローレル ナリタブライアン
テイエムオペラオー メジロマックイーン トウカイテイオー ビワハヤヒデ マヤノトップガン
タマモクロス オグリキャップ トウショウボーイ テンポイント スピードシンボリ
ミスターシービー

■ビワハヤヒデ■安定した強さ RANKING14位
ビワハヤヒデ、牡、芦毛、日本生産、日本調教
生没年月日・1990年3月10日−2020年7月21日
父シャルード 母パシフィカス
生産者・早田牧場  馬主・(有)ビワ
調教師・濱田正光  主戦騎手・岡部幸雄
競走成績・16戦10勝(10−5−0−1) 主な勝利・菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念
■コメント
ビワハヤヒデは菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念を勝ち、デビュー以来15戦連続連対を果たした名馬です。


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タイトルの「無敵の兄貴」は凄いネーミングですね

16戦目に5着に敗れていますが、レース中に故障を発症しており、そのまま引退しました。

故障が無ければ16戦連続連対を続けた可能性も高かったと思います。

1歳下の半弟で3冠馬のナリタブライアンとの「兄弟対決」もこの故障により実現しませんでした。

3冠を分け合ったナリタタイシン(皐月賞)、ウイニングチケット(日本ダービー)とともに「3強」といわれまし

たが、菊花賞優勝以後の充実から実質的にはビワハヤヒデの力が抜けていたと思います。


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▼履歴
▼誕生
ビワハヤヒデは1990年(平成2年)3月10日に福島県の早田牧場で生まれました。

母パシフィカスはシャルードの仔をお腹に宿してアメリカから輸入されており、お腹にいたのがビワハヤヒデでした。

いわゆる持込馬ですね。

父シャルードはビワハヤヒデの活躍により後に日本に輸入されています。

母パシフィカスはビワハヤヒデとナリタブライアンの活躍により名繁殖牝馬として日本の競馬史にその名を残しました。

▽2歳
有限会社ビワの所有馬として濱田正光厩舎に入厩したビワハヤヒデは岸滋彦騎手を背に2歳夏の新馬戦、もみじステークス、デイリー杯3歳ステークス(馬齢旧表記、現在の2歳)とデビューから3連勝し、特にもみじステークス、デイリー杯3歳ステークスとレコードタイムで駆け抜け、朝日杯3歳ステークス(馬齢旧表記、現在の2歳)に1番人気で臨みますが、エルウェーウインのハナ差の2着に敗れます。

▽3歳
3歳となったビワハヤヒデは共同通信杯4歳ステークス(馬齢旧表記、現在の3歳)からスタートし、マイネルリマークにアタマ差及ばず2着に敗れます。

続く若葉ステークスから岡部幸雄騎手を鞍乗に迎えます。

レースではケントニーオーに2馬身差をつけて快勝、1冠目の皐月賞に臨みます。

皐月賞では直線で先頭に立つも、ナリタタイシンにゴール前で差され2着に惜敗します。

2冠目の日本ダービーでもウイニングチケットから1/2馬身差の2着と敗れます。

秋は神戸新聞杯からスタートし、2着に1馬身1/2差をつけて快勝、3冠目の菊花賞へ向かいます。

菊花賞では春の2冠(皐月賞、日本ダービー)での2着惜敗の鬱憤を晴らすような(2着のステージチャンプに)5馬身差の圧勝で優勝をします。

しかも菊花賞レコードでの決着でした。

続く有馬記念ではトウカイテイオーの2着に敗れます。

しかしGTレースでの4戦で1勝2着3回の実績が評価されてJRA年度代表馬に選出されます。


▽4歳
4歳となったビワハヤヒデは京都記念からスタートして7馬身差の圧勝、天皇賞・春でもナリタタイシンに1馬身1/4差をつけて快勝します。
(この年は京都競馬場改修工事のため京都記念、天皇賞・春ともに阪神競馬場で行われました)

さらに宝塚記念でも持ったままでアイルトンシンボリに2馬身差の楽勝をします。

そしてこの年の春は、1歳下の半弟・ナリタブライアンも皐月賞、日本ダービーの2冠を制し、秋に3冠を目指すことになりました。

その後にはビワハヤヒデとナリタブライアンの「
兄弟対決」も・・・。

秋にオールカマーを快勝したビワハヤヒデは天皇賞の春秋連覇を目指し、天皇賞・秋に臨みます。

天皇賞・秋ではネーハイシーザーの5着に敗れ、デビュー以来初めて連対を外します。

レース中に故障をしており引退を余儀なくされます。

これでデビュー以来の連対は「15」でストップし、ナリタブライアンとの兄弟対決も夢となりました。

半弟のナリタブライアンは翌週に菊花賞を制し、日本競馬史上5頭目の3冠馬となっています。

▽種牡馬として
引退後に種牡馬となったビワハヤヒデは重賞勝ちなどの特に目立った活躍馬は出していません。

日経新春杯2着のサンエムエックスや中山牝馬ステークス2着のテンエイウイングなどが代表産駒となるでしょう。

2005年に種牡馬を引退

主な産駒・・・
サンエムエックス(日経賞2着)
テンエイウイング(中山牝馬特別2着)
シアトルリーダー(阪神スプリングジャンプ2着)

2020年7月21日死亡

▽血統
父シャルードは日本でも成功したフォルティノ系です。

この父系ではシャルードの父であるカロを通じてコジーンが種牡馬として特に実績を挙げています。

母パシフィカスは3冠馬・ナリタブライアンとビワハヤヒデを輩出し名繁殖牝馬として歴史に名を残しました。

ナスルーラ5×5のインブリードがあります。


▼ナリタブライアンとの比較
ビワハヤヒデは菊花賞(5馬身差優勝)や宝塚記念(5馬身差優勝)などで爆発力も発揮していますが、なんといってもデビュー以来15戦連続連対を続けた「安定力」がポイントだと思います。

一方で弟のナリタブライアンは歴代3冠馬で3冠レースの合計着差が最大であるという「破壊力」がポイントです。

「安定力」のビワハヤヒデ、「破壊力」のナリタブライアンといったところか。

個人的にはナリタブライアンの「破壊力」がビワハヤヒデの「安定力」をわずかに上回ると考えますが、ビワハヤヒデの「安定力」も捨てがたく甲乙つけ難い優れた競走能力を持った兄弟だったといえるでしょう。



ビワハヤヒデのパフォーマンスは「ビワハヤヒデ 無敵の兄貴」で見ることが出来ま

半弟のナリタブライアンを意識したネーミング


▼総評
ビワハヤヒデは、菊花賞前までは「3強」(ビワハヤヒデ・ウイニングチケット・ナリタタイシン)と呼ばれましたが、菊花賞優勝以後はビワハヤヒデの「1強」といってよいパフォーマンスを見せました

ビワハヤヒデを知るおすすめ作品

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


1992.9.13 阪神
新馬

T1200


14

53
大差

岸滋彦
1.38.3

(テイエムシンザン)

1992.10.10 京都
もみじステークス

T1600


10

53
1・1/4

岸滋彦
1.34.3R

(シルクムーンライト)


1992.11.7 京都
デイリー杯3歳ステークス

T1400
GU



54
1・3/4

岸滋彦
1.21.7R

(テイエムハリケーン)


1992.12.13 中山
朝日杯3歳ステークス

T1600


12

54
ハナ

岸滋彦
1.35.5

エルウェーウイン

1993.2.14 東京
共同通信杯4歳ステークス

T1800
GV



57
アタマ

岸滋彦
1.48.7

マイネルリマーク


1993.3.20 中山
若葉ステークス

T2000




56


岡部幸雄
2.00.9

(ケントニーオー)


1993.4.18 中山
皐月賞

T2000
GT

18

57
クビ

岡部幸雄
2.00.3

ナリタタイシン


1993.5.30 東京
日本ダービー

T2400
GT

18

57
1/2

岡部幸雄
2.25.6

ウイニングチケット


1993.9.26 阪神
神戸新聞杯


T2000
GU



56
1・1/2

岡部幸雄
2.02.9

(ネーハイシーザー)


1993.11.7 京都
菊花賞

T3000
GT

18

57


岡部幸雄
3.04.7R

(ステージチャンプ)


1993.12.26 中山
有馬記念

T2500
GT

14

55
1/2

岡部幸雄
2.31.0

トウカイテイオー


1994.2.13 阪神
京都記念

T2200
GU

10

59


岡部幸雄
2.16.8

(ルーブルアクト)


1994.4.24 阪神
天皇賞・春

T3200
GT

11

58
1・1/4

岡部幸雄
3.22.6

(ナリタタイシン)


1994.6.12 阪神
宝塚記念

T2200
GT

14

56


岡部幸雄
2.11.2

(アイルトンシンボリ)


1994.9.18 中山
オールカマー

T2200
GV



57
1・3/4

岡部幸雄
2.14.5

(ウイニングチケット)


1994.10.30 東京
天皇賞・秋

T2000
GT

13

58
0.5秒

岡部幸雄
1.59.1

ネーハイシーザー


■5代血統図
Nasrullah5×5
*シャルード
Sharrood
アメリカ
1983 芦毛
Caro
アイルランド
1967 芦毛
*フォルティノ
Fortino
Grey Sovereign Nasrullah
Kong
Ranavelo Relic
Navarra
Chambord Chamossaire Precipitation
Snowberry
Life Hill Solario
Lady of the Snows
Angel Island

1976 鹿毛
Couger Tale of Two Cities Tehran
Meridaa
Cyndy Lou Madara
Maria Bonita
Who’s to Know Fleet Nasrullah Nasrullah
Happy Go Fleet
Masked Lady Spy Song
Spinos
*パシフィカス
Pacificus
アメリカ
1981 鹿毛
Northern Dancer
カナダ
1961 鹿毛
Nearctic Nearco Pharos
Nogara
Lady Angela Hyperion
Sister Sarah
Natalma Native Dancer Plynesian
Geisha
Almahmoud Mahmoud
Arbitrator
Pacific Princess

1973 鹿毛
Damascus Sword Dancer Sunglow
Highland Fling
Kerala My babu
Blade of Time
Fiji Acropolis Donatello
Aurora
Riffi Mossborough
Khanum


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