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第2回ジャパンカップ
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■コラム■■■■■
■第2回ジャパンカップ■

1982年の第2回ジャパンカップは、伏兵のアメリカ調教馬・ハーフアイストが勝ったレースです。

第2回からヨーロッパなどから招待馬も選出されます。

このレースは、アメリカから当時の世界の賞金王・ジョンヘンリーが参戦して話題となったレースです。

競馬キャリアのほとんど無かった当時の私は、マスコミの評判もあり、ジョンヘンリーに注目していました。

しかし当時、ラジオで競馬評論をしていた大橋巨泉氏が、(このレースでの)最強馬は、フランス調教馬で牝馬のエイプリルランであるとの主旨の発言し、「(世界の賞金王の)ジョンヘンリーより強い馬がいるのか」と思いました。
(今ならエイプルランがジャパンカップに出走した中で当時の最強馬だったとわかります)

ちなみにエイプルランは、この秋に凱旋門賞4着の後、アメリカでターフクラシック、ワシントンDC国際を圧勝していました。

ヨーロッパ競馬の底知れぬ「奥深さ」に注目した最初のインパクトかもしれません。

また、ヴェルメイユ賞を勝ったものの、凱旋門賞では15着に敗れていたフランス調教馬のオールアロングを、このレース(ジャパンカップ)で勝ち負けするようなら、来年はこの馬が大レースを勝ちまくるかもしれないとの主旨の大橋巨泉氏の発言も印象に残っています。

レースは、オールアロングの外を強襲した伏兵のハーアイストが優勝しました。

優勝はハーフアイスト、2着はオールアロング、3着はエイプルラン、ジョンヘンリーは13着に敗れていました。

アメリカでは一流とはいえないハーフアイストの優勝に、競馬大国・アメリカを感じさせましたが、少し展開に恵まれた感もあり、堂々と「勝ちに行く競馬」をして2着と3着に入ったエイプルラン、オールアロングのヨーロッパ調教馬の「強さ」、ヨーロッパ競馬の「奥深さ」を感じさせました。

このジャパンカップで2着と好走(勝ち負けした)オールアロングは、翌年秋に凱旋門賞を勝ったのを皮切りにアメリカ(北米)でロスマンズ国際、ターフクラシック、ワシントンDC国際と連勝し、フランスとアメリカの年度代表馬となります。

オールアロングは、このレース(ジャパンカップ)で2着と勝ち負けし、翌年の凱旋門賞やアメリカ遠征でアメリカ(北米)の大レースなどを勝ちまくり、大橋巨泉氏の発言の主旨が実現されました。



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