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| 近藤和彦 |
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| ■近藤和彦■野球選手■天秤打法のミートの名人 左投左打 身長１７９センチ、体重７０キロ １９３６年３月２日−２００２年６月１０日 近藤和彦（こんどう・かずひこ）は、独特の構えの「天秤打法」のミートの名人 １本のバットを折らずに数年間使ったことも ミートでは、長嶋茂雄以上とも 近藤が打撃練習の時は、キャッチャーはマスクを被らなかった （必ずジャストミートしてくれるので、ファールチップの危険を心配する必要がなかった） 近藤は、通算１７３６安打を放ったが、内訳として、８割近くの１３８７安打が単打 最多安打は１回だけだが、最多単打は日本プロ野球史上歴代１位の８回獲得 自他ともに認める鈍足だったが、走塁技術でそれをカバーし、１９６１年に盗塁王 ■履歴 ▼プロ入り前 大赤府生まれ １９５３年の春の甲子園に平安高の控えで出場するが、出番は代打の１打席のみで、チームも２回戦敗退 卒業後に、明大政治学科へ、同期は立教の長嶋茂雄 東京六大学リーグでは、２年からレギュラーとなり、１９５５年春に優勝 同年の全日本大学野球選手権大会も優勝 しかし、その後は優勝できず リーグ通算８３試合、２５５打数６６安打、打率２割５分９厘、０本塁打、２３打点、ベストナイン３回（一塁手１回、外野手２回） ▼プロ １９５８年に大洋に入団し、剣道の構えにヒントを得て、独特の構えの「天秤打法」を発案 １年目から外野手、一塁手として起用され、シーズン中盤には、三番打者に定着 打率２割７分０厘（１３位）、１３本塁打を記録するも、本塁打王・打点王の打撃２冠と打率２位の長嶋茂雄が新人王 １９６０年は、打率３割１分６厘（長嶋に次ぐ２位）で、日本シリーズも１５打数６安打で日本一に大きく貢献 １９６１年７月８日にサイクル安打 １９６１年に盗塁王 １９６３年のオールスターゲーム第１戦では、稲尾和久からサヨナラ２ラン本塁打でＭＶＰ 打率リーグ２位４回、打率３割を６回記録したが、ついに首位打者にはなれず １９６０年・１９６１年がリーグ打率が長嶋に次ぐ２位、１９６２年は長嶋に勝ったものの森永勝治（勝也）に敗れ、３年連続打率２位（プロ野球記録） １９６７年には中暁生（利夫）に敗れてまたも打率２位 １９７１年から出場機会が大きく減少 １９７３年に近鉄に移籍し、同年に現役引退 長嶋は近藤のことを「最も強力なライバルの一人」として高く評価 １９６０年代の実績から通算２０００安打や終身打率３割も期待されたが、その後の衰えが早く、惜しくもいずれも記録は届かず ▼現役引退後 引退後は、大洋の２軍打撃コーチ、１軍打撃コーチ、１軍作戦総合コーチ、１軍打撃コーチを経て解説者、日本ハムの１軍打撃コーチ、２軍監督、１軍ヘッドコーチを務めた その後、解説者、韓国プロ野球の打撃コーチ、マスターズリーグの発足に貢献 ２００６年６月１０日死去、６６歳没。 打撃成績・・・ １６年、１７８９試合、６０８！打数１７３６安打、１０９本塁打、４８３打点、１５９盗塁、打率２割８分５厘 盗塁王１回 最多安打１回（当時は表彰なし） サイクル安打１回 ベストナイン７回 オールスターゲームＭＶＰ１回（１９６３年第１戦） 大洋ホエールズ川崎慕情（ベースボールマガジン別冊新緑号）  大洋ホエールズ特集 |
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