名盤(ロック・ポップス）(ビートルズ以外）ペット・サウンズー

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■名盤(ロック・ポップス）（ビートルズ以外）■■■■■

■ペット・サウンズー－ビーチ・ボーイズ■
『ペット・サウンズ』

１９６０年代アメリカに西海岸のサーフィン・サウンドを大ヒットさせたビーチ・ボーイズ・・・

ビーチ・ボーイズの頭脳ともいえた鬼才・ブライアン・ウィルソンがビートルズの『ラバー・ソウル』に触発されて作ったといわれるこの『ペット・サウンズ』は、これまでのビーチ・ボーイズのイメージとは違う実験性の高い作品でした。

「（『ラバー・ソウル』は）僕に対する挑戦だと思った」

ブライアンは、ビートルズの『ラバー・ソウル』への返事を『ペット・サウンズ』で返しました。

「スタジオ・ワークの鬼」ともいえたブライアンが生み出した『ペット・サウンズ』は当時は革新的すぎて音楽ファンだけでなく他のメンバーからもとまどいをもって迎えられましたが、今日ではビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と並ぶロック史に残る歴史的名盤との評価を受けています。

ブライアンは後に、さらなる音楽の「境地」を目指し、『ペット・サウンズ』を超えるべく『スマイル』の制作に着手することになりますが、あまりにも懲りすぎるスタジオ・ワークに精神に異常をきたし、回復に多くの時間を要してしまいます。

『スマイル』は、「真」の意味では、幻のアルバムとなってしまいました。

『ペット・サウンズ』はこのように音楽に向かい合ったいい意味で「音楽おたく」ともいえるブライアンの傑作だと思います。

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