MAIN−WAVE
ネレイデ
ホーム テーマ フォーカス スタディ ラブ・モノ ショッピング
 ニュース サイトマップ グループ
ホーム>>>スタディ>>>競馬>>>世界の競走馬・日本の競走馬1950年生まれ以前の名馬−INDEX>>>
1950年生まれ以前の名馬>>>>>>

■ネレイデ■凱旋門賞連覇の名牝・コリーダを下した10戦10勝無敗のドイツの名牝
ネレイデ(Nereide)、牝、ドイツ生産、ドイツ調教
生没年月日・1933年−1943年4月22日
父ラランド(orグラフイソラニ) 母ネレディグビオ
生産者・Gestuf Erlenhof  馬主・Gestuf Erlenhof
調教師・Adrian von Borcke  主戦騎手・
競走成績・10戦10勝(10−0−0−0) 主な勝利・ブラウネス・バント、ドイツダービー、ドイツ1000ギニー、ドイツオークス
■コメント
私が競馬について、興味を持ったのは、英3冠馬で16戦16勝無敗のオーモンドより評価の高いイギリスの10戦10勝無敗のセントサイモン、54戦54勝無敗の驚異的な戦績のハンガリーの名牝・キンチェムからです。

さらには、本記事・・・
戦前とはいえ凱旋門賞連覇の名牝・コリーダを下しているドイツの伝説的名牝・10戦10勝無敗のネレイデからです。

私の競馬の血統の基本を氏の著書で形成した山野浩一氏が、ネレイデのことをドイツの「
伝説の名馬」と絶賛したようです。

繰り返しますが、ネレイデは、凱旋門賞連覇の名牝・コリーダを下した10戦10勝のドイツの名牝です。

□ネレイデを知るおすすめ作品


■血統
ネレイデは、父ラランド母ネレディグビオ(父Grand Parade)という血統です。

ネレイデの母・ネレディグビオは、イタリアの天才馬産家・フェデリコ・テシオ氏の生産馬です。

ネレイデの母・ネレディグビオは、ラランドだけでなく、グラフイソラニとも交配し、ネレイデが生まれたため、ネレイデの父は、ラランドかグラフイソラニとなっています。

現在は、後の血液検査などで、ラランドが父というのが、一般にいわれています。

血統表もラランドを父として作成しています。

■履歴
▼デビューまで
ネレイデは、1933年にドイツで生まれました。

▼現役時代
▽2歳
ネレイデは、1935年6月にドイツの2歳牝馬限定戦でデビューし、1000メートルを1分01秒05の好タイムで、2着以下に4馬身差をつけて楽勝します。

2戦目のズィーアシュトルプフ・レネンで、1000メートル59秒6と2歳馬として、初めて1分の壁を破りました。

2着以下に6馬身差の楽勝でした。

3戦目に、ツークランフツ・レネンに出走し、3馬身1/2差の快勝。

4戦目にオッペンハイム・レネンに出走し、8馬身差の楽勝をします。

続いて、ヘルツォーク・フォン・ラティボア・レネンで、3/4馬身差で勝ちます。

レースの内容は、着差以上の楽勝でした。

この年は、この5戦で終了します。

▽3歳
1936年は、いきなり、クラシックレースとなる独(ドイツ)1000ギニーですが、ウンフェアザークトにクビ差で勝ちます。

続いては、独(ドイツ)オークスです。

前走の苦戦で独(ドイツ)オークスの距離(2000メートル)を不安視されますが、独(ドイツ)オークスは、2分04秒6のレコードで、2着アレクサンドラに1馬身1/4差で快勝します。

当初ネレイデは、独(ドイツ)ダービーの数日前のニッケル・アイントラハト・レネンのみに出走する予定で、このレースで、アタマ差の勝利をしています。

ネレイデは、独(ドイツ)ダービーにも、出走し、このレースを2分28秒8のレコードタイムで2着アレクサンドラに4馬身差で快勝します。

このレコードタイムは、後にジャパンカップに参戦(優勝)のため来日した1993年のランドまで破られませんでした。


続いて、ネレイデは、ブラウネス・バント(Das Braune von Deutshkand)に出走します。

このレースは、フランスから欧州最強(牝)馬といわれたコリーダも参戦しました。

コリーダは、フランスの天才馬産家・マルセル・ブサック氏の生産馬で、このレースに参戦する前に欧州の大レースをいくつか勝ち、このレースの後、凱旋門賞を連覇するなどの名牝です。

レースは、ネレイデが、コリーダに1馬身差で勝っています。

斤量は、3歳ネレイデが53Kgに対し、4歳コリーダが60Kgとコリーダがかなり重くなっていますが、7月下旬の混合戦において、純然たる馬齢斤量差とされているものです。


ネレイデは、このレースを最後に競走馬を引退します。

前述の通り、このレースの前も欧州の大レースにいくつか勝ち、このレースの後、凱旋門賞連覇などをする名牝・コリーダ。

そのコリーダに勝ったことで、ネレイデは「伝説の名馬」となりました。


▼現役引退後
競走馬を引退し、繁殖牝馬となったネレイデは、独(ドイツ)ダービー馬のノルトリヒトを出しています。

ネレイデは、牝馬を生まなかったので、ネレイデ直系の牝系は残っていません。

ネレイデの母・ネレディグビオは、ネアルコのいとこに当たる牝馬で、前述のようにフェデリコ・テシオ氏の生産馬です。

同馬を祖とする牝系は、その頭文字を取って「Nライン」と呼ばれ、ドイツを中心に繁栄しました。

日本で活躍したスーパークリークの父・ノーアテンションもこの牝系です。

1960年代のドイツの名種牡馬・ネッカルは、ネレイデの半妹・ナノンの孫にあたります。

ネレイデは、1943年に早世しています。


□ネレイデを知るおすすめ作品

ネレイデについては、以下も参考になると思いますし、私も参考にしました。

ありがとうございます。

ネレイデ

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


1935.6.21 独 ホッペガルテン
2歳牝馬限定戦

T1000









1.01.5




1935.7.4  独 ホッペガルテン
ズィーアシュトルプフ・レネン

T1000









59.6R

(Alexandra)


1935.8.27 独 バーデンバーデン
ツークランフツ・レネン

T1200





56
3・1/2







1935.9.15 独
オッペンハイム・レネン

T1200











(Wahnfried)


1935 独 ホッペガルテン
ヘルツォーク・フォン・ラティボア・レネン

T1400






3/4


1.27.4

(Wahnfried)


1936 独 ホッペガルテン
独1000ギニー

T1600





56
クビ

E.グラブシュ
1.40.3

(Unversagt)


1936 独 ホッペガルテン
独オークス

T2000


10



1・1/4

E.グラブシュ
2.04.6R

(Alexandra)


1936 独
ニッケル・アイントラハト・レネン

T1800






アタマ







1936.6.28 独 ハンブルク
独ダービー

T2400


10


56.5


E.グラブシュ
2.28.8R

(Alexandra)


1936.7.26 独 ミュンヘン
ブラウネス・バント
(Das Braune von Deutshkand)
T2400


10
C1


53





(Corrida)


■5代血統図
Festa(Demond)3×4、St.Simon(Angelica)4×5×5、Orme4×5  注・・・LdJは、L’abbessede de Jouarreの略
Laland

1917 鹿毛
Fels

1903
Hannibal Trachenberg Flibustier
Dirt Cheap
Zama Hermit
Sonsie Queen
Festa St.Simon Galopin
St.Angela
LdJ  Trappist
Festive
Ladyland

1898
Kendal Bend Or Doncaster
Rouge Rose
Windermere Macaroni
Miss Agnes
Glare Ayrshire Hampton
Atalanta
Footlight Cremorne
Paraffin
Nella da Gubbio

1924 栗毛
Grand Parade

1916
Orby Orme Ormonde
Angelica
Rhoda B Hanover
Margerine
Grand Geraldine Desmond St.Simon
LdJ 注
Grand Marnier Friars  Baslsam
Galopin Mare
Nera di Bicci

1918
Tracery Rock Sand Sainfoin
Roquebrune
Topiary Orme
Plaisanterie
Catnip Spearmint Carbine
Maid of the Mint
Sibola The Sallor Prince
Saluda

GMOクラウドのレンタルサーバー
このホームページ運営に利用しているレンタルサーバー(ホスティング)サービス(旧アイル)

お小遣いサイト
お財布.com
お財布.comをおすすめの理由


  ネレイデ
ホーム テーマ フォーカス スタディ ラブ・モノ ショッピング