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テスコガビー
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■テスコガビー■圧倒的な牝馬2冠の女傑
テスコガビー、牝、青毛、日本生産、日本調教
生没年月日・1972年4月14日−1977年1月19日
父テスコボーイ 母キタノリュウ
生産者・福岡巌  馬主・長島忠雄
調教師・仲住芳雄  主戦騎手・菅原泰夫
競走成績・10戦7勝(7−1−1−1) 主な勝利・桜花賞、オークス
■コメント
テスコガビーは、1972年に生まれました。

1975年の桜花賞、オークスを制している牝馬2冠馬です

圧倒的強さで日本競馬史上最強牝馬との声も・・・




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■血統
テスコボーイ母キタノリュウ(父モンタヴァル)という血統です。

父テスコボーイは大種牡馬、半弟に東京大賞典などを勝ったトドロキヒリュウ、半妹シャンティロードの仔にダイヤモンドステークスを制したトレードマークなどがいます。

■履歴
▼現役時代
▽2歳
テスコガビーは、2歳9月(当時は馬齢旧表記、3歳)にデビューすると、デビュー戦で7馬身差の圧勝をし、2戦目も勝つと、京成杯3歳ステークス(馬齢旧表記、現在の2歳)でも6馬身差でレコード勝ちをしました。

▽3歳
3歳(馬齢旧表記、4歳)になっても、テスコガビーは牡馬に混じってレースを続けます。
京成杯で1度交わされながら差し返す勝負根性を見せ、4連勝、東京4歳ステークス(馬齢は旧表記、現在の共同通信杯)に臨みます。

このレースには、この年の牡馬のクラシックの中心であったカブラヤオーも出走していました。

牝馬のクラシックの中心にいたテスコガビーとの「夢の対決」となりました。

そして両馬の主戦騎手が菅原泰夫騎手でしたが、関係者の調整により、テスコガビーに乗っています。

レースは、カブラヤオーが逃げ、テスコガビーは2番手につけますが、結局、カブラヤオーの逃げをテスコガビーがクビ差捕らえきれず、2着に敗れます。

一説には、カブラヤオーを菅原騎手が上手く逃がしたとの意見も・・・
(カブラヤオーは、臆病な性格で、逃げるしかなかった)

カブラヤオーが牡馬に意地を見せたレースでした。

テスコガビーは、この後、本来の牝馬のクラシック路線で走ります。

桜花賞トライアルをレコードで快勝すると、桜花賞に臨みます。

桜花賞は、杉本アナウンサーの有名な「後ろから何にも来ない」の実況に導かれて、1秒9差の大差勝ちをします。

続く、オークストライアル(4歳牝馬特別)で3着と敗れ、距離不安もささやかれます。

しかし、本番のオークスでは、2着に8馬身差をつける圧勝をします。

他馬とは次元の違う圧倒的なレース振りでの牝馬2冠達成でした。

オークスを圧勝したテスコガビーでしたが、レース中の外傷から長期休養に入ってしまいます。

▽4歳
その後、およそ1年近くの久々となる復帰戦で6着に敗れると、再び脚部不安で休養に入ります。

そして、復帰を目指した調教中に突然の心臓麻痺により急死してしまいます。

まねき馬倶楽部SPカード テスコガビー J-169

■総評
圧倒的スピードでレースを駆け抜けたテスコガビーは、またあっという間に自身の生涯を駆け抜けてしまいした。
しかし、その強烈なレース振りから、テスコガビーを「
日本競馬最強牝馬」と呼ぶ人も少なくありません。

「テンよし、中よし、終いよし」のレースの最初から最後まで強さを発揮する言葉はテスコガビーが由来ともいわれています


□テスコガビーを知るおすすめ作品

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


1974.9.15 東京
新馬

T1200




52


菅原泰夫
1.10.9

(タイトマッチ)

1974.9.29 東京
3歳ステークス

T1400




52
1・3/4

菅原泰夫
1.24.4

(アンセルモ)


1974.10.20 中山
京成杯3歳ステークス

T1200




52


菅原泰夫
1.10.2R

(イーデンアロー)


1975.1.12 東京
京成杯

T1600


14


53
アタマ

菅原泰夫
1.37.5

(イシノマサル)


1975.2.9 東京
東京4歳ステークス

T1800





53
クビ

菅原泰夫
1.52.1

カブラヤオー


1975.3.16 阪神
阪神4歳牝馬ステークス

T1200


11


54
2・1/2

菅原泰夫
1.10.4R

(キシューファイター)


1975.4.6 阪神
桜花賞

T1600


22

55
大差

菅原泰夫
1.34.9

(ジョーケンプトン)


1975.4.27 東京
4歳牝馬特別


T1800


15


54
0.7秒

菅原泰夫
1.51.4

トウホーパール


1975.5.18 東京
オークス

T2400


20


55


菅原泰夫
2.30.6

(ソシアルトウショウ)


1976.5.2 東京
オープン

D1200


11


53
1.8秒

菅原泰夫
1.13.0

キリグリマ


■5代血統図
Nasrullah3×4、Nearco4×5×5、Pharos(Fairway)5×5、Blandford5×5
テスコボーイ
Tesco Boy
イギリス
1963 黒鹿毛
Princely Gift
イギリス
1958 鹿毛
Nasrullah Nearco Pharos
Nogara
Mumtaz Begum Blenheim
Mumtaz Mahai
Blue Gem Blue Peter Fairway
Francy Free
Sparkle Blandford
Gleam
Suncourt
アメリカ
1952 黒鹿毛
Hyperion Gainsborough Bayardo
Rosedrop
Selene Chaucer
Serenissima
Inquisition Dastur Solario
Friar’s Daugther
Jury Hurry On
Trustful
キタノリュウ

1965 栗毛
*モンタヴァル
Montaval

1953 鹿毛
Norseman Umidwar Blandford
Uganda
Tara Teddy
Jean Gow
Ballynash Nasrullah Nearco
Mumtaz begum
Ballywellbroke Ballyferis
Thebeggar
オツクスフオード

1978 鹿毛
*ライジングフレーム
Rising Flame
The Phoenix Chateau Bouscaut
Fille de Poete
Admirable Nearco
Silvia
ヨシヒロ 月友 Man o’War
*星友
万楽 *チヤペルブラムプトン
慶歌

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