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ウオッカ
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■ウオッカ■64年ぶりに牝馬で日本ダービーなどを制覇
ウオッカ、牝、鹿毛、日本生産、日本調教
生没年月日・2004年4月4日−2019年4月1日
父タニノギムレット 母タニノシアター
生産者・カントリー牧場  馬主・谷水雄三
調教師・角居勝彦  主戦騎手・四位洋文、武豊、クリストフ・ルメール
競走成績・26戦10勝(10−5−3−8) 主な勝利・日本ダービー、ジャパンカップ、天皇賞・秋、安田記念2回、ヴィクトリアマイル、阪神ジュべナイルフィリーズ
■コメント
ウオッカは、牝馬としては、64年ぶり、戦後初の日本ダービーを制覇した女傑です。



他にジャパンカップ、天皇賞・秋、安田記念2回、ヴィクトリアマイル、阪神ジュべナイルフィリーズなどを勝っています。

同世代の牝馬のダイワスカーレットとともに、牡馬と互角以上に渡り合いました。

芝のGT7勝は、シンボリルドルフ
テイエムオペラオーディープインパクトジェンテルドンナ・・・そしてウオッカの5頭です。
(ダート等の交流GTを含まず、ジェンテルドンナは海外GT1勝も含む)



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ウオッカを知るおすすめ作品

ウオッカは、2004年に生まれました。

■血統
父タニノギムレット母タニノシアター(父ルション)という血統です。

父タニノギムレットは、2002年の日本ダービーを制した馬で、結果的に日本ダービーを最後に引退しています。

タニノギムレットは、ウオッカと同じオーナーです。

名前からわかるように、タニノの冠名、カントリー牧場などで知られる谷水雄三氏がオーナーです。

谷水雄三氏は、かつてタニノハローモア、タニノムーティエで日本ダービーを制した谷水信夫氏の子息で、日本ダービーの親子制覇をしています。

■履歴
▼現役時代

▽2歳
ウオッカは、2006年に2歳となると、京都の新馬戦でデビューします。

デビュー戦を勝つと、2戦目の黄菊賞で敗れます(2着)が、阪神ジュべナイルフィリーズに臨み、勝ち、JRA賞で、最優秀2歳牝馬となり、この年を3勝2敗で終了します。

▽3歳
2007年に3歳となったウオッカは、エルフィンステークスを勝ち、後にライバルとなるダイワスカーレットとチューリップ賞で対決します。

チューリップ賞では、ダイワスカーレットが、ウオッカの追い出しを待って、決め手勝負の瞬発力対決をします。

結果は、ウオッカがクビ差で勝ちます。

3着との差は、6馬身あり、この2頭が力が突出していたことを示します。

決め手勝負は、ウオッカに分があると考えたのか、続く桜花賞では、ダイワスカーレットは、早めに抜け出し、2着のウオッカに1馬身1/4差をつけて勝ちます。

ウオッカは、前述のように、ダイワスカーレットをとらえきれずに2着に敗れます。

続いて、ウオッカは、牝馬ながら、牝馬限定のオークスではなく、牡馬とも対決する日本ダービー出走を1996年のビワハイジ以来を決断します。

レースでは、中団から直線で抜け出し、3馬身差で快勝します。

牝馬の日本ダービー制覇は、実に64年ぶりで、1937年のヒサトモ、1943年のクリフジに続き、史上3頭目の快挙で、戦後初でもあります。


ウオッカは、父タニノギムレットに続く日本ダービーの親仔制覇となります。

この後、古馬と初対決となった宝塚記念では折り合いを欠き、大敗(8着)します。

秋にぶっつけで臨んだ秋華賞はダイワスカーレットの3着です。

さらにエリザベス女王杯に出走を予定しますが、故障で回避、症状が軽く、続くジャパンカップに出走し、4着、暮れの有馬記念では11着となりました。

この年は、JRA賞特別賞受賞


▽4歳
2008年に京都記念でスタートしたウオッカは、このレースで6着となり、ドバイ遠征、ドバイデューティフリーが4着となります。

続くヴィクトリアマイル2着、さらに安田記念で勝つと、秋には毎日王冠で2着します。

天皇賞・秋は、レコード決着、写真判定で、ダイワスカーレットをハナ差でとらえ、勝ちます。

このレースは2008年の名勝負で、平成の名勝負とされます。

続くジャパンカップは、スクリーンヒーローの3着でした。

前述の天皇賞・秋制覇、他に安田記念の勝利もあり、この年は、JRA賞の年度代表馬と最優秀4歳以上牝馬となります。

▽5歳
2009年には、ドバイ遠征し、ジェベルハッタ5着、ドバイデューティフリー7着に敗れます。

帰国後に、ヴィクトリアマイルで7馬身差の完勝をすると、続く安田記念でもディープスカイに3/4馬身差で勝ちます。

秋に毎日王冠、天皇賞・秋とカンパニーの2着、3着に敗れますが、ジャパンカップに勝ちます。


ジャパンカップで鼻出血を発症し、規定(鼻出血した馬は発症した日から1ヶ月は出走禁止)により、有馬記念への出走がなりませんでした。

2009年もJRA賞の年度代表馬と最優秀4歳以上牝馬に選出されています。

牝馬の2年連続年度代表馬は史上初の快挙で、通算では、シンザン、ホウヨウボーイ、シンボリルドルフ、シンボリクリスエス、ディープインパクトに続く史上6頭目です。

また4年連続のJRA賞受賞はメジロドーベルに続く史上2頭目の快挙です。

▽6歳
2010年は、ドバイ遠征し、マクトゥームチャレンジVで、8着に敗れ、2度目の鼻出血をしたこともあり、競走馬を引退しました。


▼現役引退後
ウオッカは、アイルランドで繁殖牝馬としてとだまり、シーザスターズフランケルなどと交配

産駒も注目されたが、目立った活躍はここまでなし

ちなみに、 2011年にJRA顕彰馬に選出されています。

2019年3月10日に、脚部粉砕骨折判明、手術など行われたが、今度は蹄葉炎を発症し、回復の見込みがないことから同年4月1日に安楽死処分


■評価
ウオッカは、2009年のジャパンカップ制覇や2008年の天皇賞・秋制覇ももちろん快挙ですが、なんといっても64年ぶりの牝馬による日本ダービー制覇の快挙がすごいですね。

牝馬の日本ダービー制覇は、前述のようにヒサトモクリフジに続く史上3頭目の快挙ですが、前記2頭は戦前の馬であり、戦後初の快挙となります。

ウオッカは、ライバルといわれたダイワスカーレットとともに、JRA史上に残る歴史的女傑、最強牝馬の1頭だと思います。

21世紀の名馬VOL.3「ウオッカ」(週刊Gallop臨時増刊)

上は、日本ダービーなどG!・7勝の女傑・ウオッカの戦いの軌跡


ウオッカを知るおすすめ作品

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


2006.10.29 京都
新馬

T1600


13


54
3・1/2

鮫島克也
1.35.0

(レースドール)

2006.11.12 京都
黄菊賞

T1800
500万




54
1・1/2

四位洋文
1.49.5

マイネルソリスト


2006.12.3 阪神
阪神ジュべナイルフィリーズ

T1600
GT

18


54
クビ

四位洋文
1.33.1

(アストンマーチャン)


2007.2.3 京都
エルフィンステークス

T1600
OP




56


四位洋文
1.33.7

(ニシノマナムスメ)

2007.3.3 阪神
チューリップ賞

T1600
jpnV

16


54
クビ

四位洋文
1.33.7

(ダイワスカーレット)


2007.4.8 阪神
桜花賞

T1600
jpnT

18


55
1・1/2

四位洋文
1.33.9

(ダイワスカーレット)


2007.5.27 東京
日本ダービー

T2400
jpnT

18


55


四位洋文
2.24.5

(アサクサキングス)


2007.6.24 阪神
宝塚記念

T2200
GT

18


51
1.6秒

四位洋文
2.14.0

アドマイヤムーン


2007.10.14 京都
秋華賞

T2000
jpnT

18


55
0.2秒

四位洋文
1.59.3

ダイワスカーレット


2007.11.11 京都
エリザベス女王杯

T2200
GT

13
取消

54
取消

四位洋文
出走取消

ダイワスカーレット


2007.11.25 東京
ジャパンカップ

T2400
GT

18


53
0.2秒

四位洋文
2.24.9

アドマイヤムーン


2007.12.23 中山
有馬記念

T2500
GT

15

11
53
2.1秒

四位洋文
2.35.7

マツリダゴッホ


2008.2.23 京都
京都記念

T2200
GU

16


56
0.3秒

四位洋文
2.13.9

アドマイヤオーラ


2008.3.29 ドバイ ナドアルシバ
ドバイデューティフリー

T1777
GT

16


55
1・3/4


武豊


Jay Peg


2008.5.18 東京
ヴィクトリアマイル

T1600
jpnT

18


55
3/4

武豊
1.33.8

エイジアンウインズ


2008.6.8 東京
安田記念

T1600
GT

18


56
3・1/2

岩田康誠
1.32.7

(アルマダ)


2008.10.12 東京
毎日王冠

T1800
GU

16


57
アタマ

武豊
1.44.6

スーパーホーネット


2008.11.2 東京
天皇賞・秋

T2000
GT

17


56
ハナ

武豊
1.57.2R

(ダイワスカーレット)


2008.11.30 東京
ジャパンカップ

T2400
GT

17


55
0.2秒

岩田康誠
2.25.7

スクリーンヒーロー


2009.3.5 ドバイ ナドアルシバ
ジェベルハッタ

T1777
GU

16


57.5
0.34秒

武豊
1.49.18

Balius


2009.3.28 ドバイ ナドアルシバ
ドバイデューティフリー

T1777
GT

16


55
1.33秒

武豊
1.48.25

Gldaatorus


2009.5.17 東京
ヴィクトリアマイル

T1600
GT

18


55


武豊
1.32.4

(ブラボーデイジー)


2009.6.7 東京
安田記念

T1600
GT

18


56
3/4

武豊
1.33.5

(ディープスカイ)


2009.10.11 東京
毎日王冠

T1800
GU

11


57


武豊
1.45.5

カンパニー


2009.11.1 東京
天皇賞・秋

T2000
GT

18


56
0.3秒

武豊
1.57.5

カンパニー


2009.11.29 東京
ジャパンカップ

T2400
GT

18


55
ハナ

C.ルメール
2.22.4

オーケンブルースリ


2010.3.4 ドバイ メイダン
マクトゥームチャレンジV

AW2000


14


55
4・1/2

C.ルメール


Red Desire


■5代血統図
Graustark4×5
タニノギムレット

1999 鹿毛
*ブライアンズタイム
Brian's Time
アメリカ
1985 黒鹿毛

Roberto Hail to Reason Turn−to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Ralerea
Kelley’s Day Graustark Ribot
Flower Bowl
Golden Trail Hasty Road
Sunny Vale
タニノクリスタル

1988 栗毛
*クリスタルパレス
Crysyal Palace
Caro *フォルティノ
Chambord
Hermieres Sicambre
Vieile Pierre
*タニノシーバード
Tanino Sea−Bird
Sea−Bird Dan Cupid
Sicalade
Flaxen Graustark
Flavia
タニノシアター

1993 栗毛
*ルション
Rousillon

1981 黒鹿毛
Riverman Never Bend Nasrullah
Lalun
River Lady Prince John
Nile lily
Belle Dorine Marshua’s Dancer Raise a Native
Marshua
Palsy Walsy Sea O Erin
Alle’s Pal
エナジートウショウ

1987 鹿毛
トウショウボーイ テスコボーイ Princely Gift
Suncourt
*ソシアルバタフライ Your Host
Wisteria
コーニストウショウ *ダンディルート Luthier
Dentrelic
ローズトウショウ *テューダーぺリオッド
ワカシラオキ

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