ブリガディアジェラード |
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■ブリガディアジェラード■英2000ギニーでミルリーフを下した名馬 RANKING4位タイ |
ブリガディアジェラード(Brigadier Gerard)、牡、鹿毛、イギリス生産、イギリス調教 |
生没年月日・1968年3月5日−1989年10月29日 |
父クイーンズハザー 母ラペヴァ |
生産者・ジョン・ヒスロップ 馬主・ヒスロップ夫人 |
調教師・ディック・ハーン 主戦騎手・ジョー・マーサー |
競走成績・18戦17勝(17−1−0−0) 主な勝利・英2000ギニー、キングジョージY&クイーンエリザベスS |
■コメント |
「欧州3大レース」制覇の偉業を達成した馬は、これまでに2頭います。 「シャドーロールの怪物」といわれたミルリーフと「神の馬」といわれたラムタラです。 このうち、「欧州3大レース」を制覇したミルリーフが敗れた、しかもイギリスのクラシック3冠の1冠目の英2000ギニーで敗れたのがブリガディアジェラードです。 ミルリーフの戦績は14戦12勝ですが、このうちの1敗を英2000ギニーでブリガディアジェラードに喫しています。 (後の1敗は、2歳時にロバールパパン賞でマイスワローに喫しています) もう1頭のラムタラは無敗馬(4戦4勝)で敗戦はありません。 10ハロン以下(約2000メートル)の距離では、無敵の強さを誇り、たとえ「欧州3大レース」を制覇したミルリーフさえ相手にしない強さを誇ったブリガディアジェラード。 □ブリガディアジェラードを知るおすすめ作品 ■履歴 ▼デビューまで ブリガディアジェラードは、1968年にイギリスで生まれ、イギリスのディック・ハーン調教師の厩舎に入りました。 ▼現役時代 ▽2歳 1970年に2歳となったブリガディアジェラードは、6月にパークシャーステークスでデビューします。 デビュー戦は、2着に5馬身差の圧勝でした。 続いてシャンペンステークス、ワシントンシンガーステークス、ミドルパークステークスと勝ち続け、それぞれ4馬身差、2馬身差、3馬身差と余裕の勝利をしたブリガディアジェラードでした。 この年は4戦全勝でしたが、この年の2歳馬では、マイスワロー、ミルリーフが評判となっており、前述のように無敗で、2歳馬の大レース・ミドルパークステークスを勝っているにもかかわらず、評価は高くなく、2歳馬のフリーハンデは、7戦全勝のマイスワロー(133ポンド)、6戦5勝と1敗しているミルリーフ(132ポンド)に次ぐ3位の131ポンドという評価でした。 ▽3歳 年が明け、3歳となったブリガディアジェラードは、イギリスのクラシック1冠目の2000ギニーに前哨戦を叩かず、いきなり挑みます。 レースは、ブリガディアジェラードが2着のミルリーフに3馬身差の快勝をします。 ちなみに、マイスワローは3着でした。 イギリスのクラシック3冠の1冠目である2000ギニーを制したブリガディアジェラードでしたが、イギリスのクラシック3冠の2冠目の英ダービーには、距離の適性も考えて向かいませんでした。 (英ダービーには、ミルリーフが出走し優勝、マイスワローはブリガディアジェラードと同じく不出走) ブリガディアジェラードは、8ハロン(約1600メートル)のセントジェームズパレスステークス、サセックスステークス、グッドウッドマイルステークス、クイーンエリザベスUステークスと6月から9月に連勝しました。 着差は、それぞれアタマ差、大差、10馬身差、8馬身差です。 追撃に苦戦したセントジェームズパレスステークス以外は圧勝ですね。 10月に10ハロン(約2000メートル)の英チャンピオンステークスで短頭差で勝ちます。 この年は6戦6勝でした。 3歳フリーハンデは、ミルリーフ(133ポンド)に次ぐ2位の129ポンドとなり、ヨーロッパ年度代表馬もミルリーフでした。 ブリガディアジェラードとミルリーフの直接対決(英2000ギニー)では、ブリガディアジェラードが勝っていますが、ミルリーフが「欧州3大レース」を3つとも制覇したことが大きく評価されたようですね。 ▽4歳 年が明け、4歳となったブリガディアジェラードは、8ハロン(約1600メートル)のロッキングステークス、10ハロン(約2000メートル)のウエストバリーステークスを2馬身1/2差、1/2差で連勝します。 続いて、10ハロン(約2000メートル)のプリンスオブウェールズステークスをコースレコードで5馬身差の圧勝をします。 次のエクリプスステークスは、ミルリーフが出走を予定し、ブリガディアジェラードとの「世紀の対決」と注目されましたが、ミルリーフが馬インフルエンザの影響でこのレースを回避し、「世紀の対決」は実現しませんでした。 レースは、ブリガディアジェラードが1馬身差で勝っています。 さらに、適性距離の守備範囲を超える12ハロン(約2400メートル)のキングジョージY&クイーンエリザベスステークスでしたが、このレースも1馬身1/2差で勝利しています。 ブリガディアジェラードは、デビュー以来の15まで連勝を伸ばしました。 しかし続くベンソン&ヘッジス金杯にリボーらが持つ欧州記録のデビュー以来の16連勝に挑んだが、1歳年下の英ダービー馬・ロベルトに3馬身差で敗れ、デビュー以来の連勝は15でストップしました。 距離としてはベンソン&ヘッジス金杯は、約2100メートルのレースです。 勝ったロベルトは、ブライアンズタイム、リアルシャダイ、クリスエス(シンボリクスエスの父)、シルヴァーホーク(グラスワンダーの父)などの父です。 ブリガディアジェラードが敗れた後、ミルリーフは骨折で競走馬を引退しています。 連勝が15でストップしたブリガディアジェラードでしたが、続く8ハロン(約1600メートル)のクイーンエリザベスUステークス、10ハロン(約2000メートル)の英チャンピオンステークスを6馬身差、1馬身1/2差で連勝し、戦績を18戦17勝とし、競走馬を引退しました。 この年のブリガディアジェラードは、8戦7勝で、イギリスの年度代表馬となりました。 ▼現役引退後 種牡馬となったブリガディアジェラードは、ライトカヴァルリー(英セントレジャー)などがいるぐらいで成功しませんでした。 種牡馬対決では、明らかにミルリーフに劣りました。 1986年には受胎率の低下で種牡馬を引退、1989年に死亡しています。 ■総評 同世代のミルリーフがアメリカで生まれ、前年の英3冠馬・ニジンスキーがカナダで生まれたのに対し、ブリガディアジェラードは、生粋のイギリス生まれで、イギリスの国民的アイドルでした。 そのため連勝を止めたロベルトは、悪役となってしまいました。 ブリガディアジェラード・・・ 「欧州3大レース」の覇者であるミルリーフを英2000ギニーで下しました。 総合的にはミルリーフが上だと思いますが、「現実」として直接対決の英2000ギニーは、8ハロン(約1600メートル)で、ブリガディアジェラードのほうが得意とする距離ですが・・・ミルリーフを下しました。 ブリガディアジェラードは、タイムフォーム誌のレィテングで、シーバードの145ポンドに次ぐリボーと並ぶ欧州2位の143ポンドとなっています。 (ミルリーフのタイムフォーム誌のレィテングは141ポンドで、ブリガディアジェラードは、ミルリーフを上回っています) □ブリガディアジェラードを知るおすすめ作品 |
■競走成績 | |||||
開催日 開催国 競馬場 レース名 |
距離 格 |
頭数 人気 着順 |
斤量 着差 |
騎手 タイム |
1着(2着) |
1970.6.24 英 ニューベリー パークシャーS |
T5F |
5 4 1 |
5 |
J.マーサー |
(Maisy Dotes) |
1970.7.2 英 ソールスベリー シャンペンS |
T6F |
10 1 1 |
4 |
J.マーサー |
(Gaston Again) |
1970.8.15 英 ニューベリー ワシントンシンガーS |
T6F |
5 1 1 |
2 |
J.マーサー |
(Comedy Star) |
1970.10.1 英 ニューマーケット ミドルパークS |
T6F |
5 3 1 |
3 |
J.マーサー 1.15.11 |
(Mummy’s Pet) |
1971.5.1 英 ニューマーケット 英2000ギニー |
T8F GT |
6 3 1 |
126p 3 |
J.マーサー 1.39.20 |
(Mill Reef) |
1971.6.15 英 アスコット St.ジェームスパレスS |
T8F GU |
4 1 1 |
アタマ |
J.マーサー |
(Sparkler) |
1971.7.28 英 グッドウッド サセックスS |
T8F GT |
5 1 1 |
大差 |
J.マーサー |
(Farway Son) |
1971.8.28 英 グッドウッド グッドウッドマイルS |
T8F GU |
3 1 1 |
10 |
J.マーサー |
(God Rod) |
1971.9.25 英 アスコット クイーンエリザベスUS |
T8F GU |
3 1 1 |
8 |
J.マーサー |
(Dictus) |
1971.10.16 英 ニューマーケット 英チャンピオンS |
T10F GT |
10 1 1 |
短頭 |
J.マーサー 2.17.09 |
(Rarity) |
1972.5.20 英 ニューベリー ロッキンジS |
T8F GU |
5 1 1 |
2・1/2 |
J.マーサー |
(Grey Mirage) |
1972.5.29 英 サンダウン ウエストバリーS |
T10F GV |
5 1 1 |
1/2 |
J.マーサー |
(Ballyhot) |
1972.6.20 英 アスコット プリンスオブウェールズS |
T10F GU |
7 1 1 |
5 |
J.マーサー 2.06.32R |
(Steel Pulse) |
1972.7.7 英 サンダウン エクリプスS |
T10F GT |
6 1 1 |
1 |
J.マーサー 2.20.20 |
(Gold Rod) |
1972.7.22 英 アスコット キングジョージY&クイーンエリザベスS |
T12F GT |
9 1 1 |
131p 1・1/2 |
J.マーサー 2.32.91 |
(Parnell) |
1972.8.15 英 ヨーク ベンソン&ヘッジス金杯 |
T10F110Y GT |
5 1 2 |
3 |
J.マーサー |
(Roberto) |
1972.9.23 英 アスコット クイーンエリザベスUS |
T8F GU |
4 1 1 |
6 |
J.マーサー |
(Sparkler) |
1972.10.14 英 ニューマーケット 英チャンピオンS |
T10F GT |
9 1 1 |
1・1/2 |
J.マーサー 2.08.45 |
(Riverman) |
■5代血統図 |
Fair trial4×4、Fairway5×5×5 (注1)Queen of the Meadows (注2)Queen Of The Blues |
Queen‘s Hussar 1960 鹿毛 |
March Past 1950 黒鹿毛 |
Petition | Fair Trial | Fairway |
Lady Juror | ||||
Art Paper | Artist’s Proof | |||
Quire | ||||
Marcelette | Willam of Valence | Vatou | ||
Queen Iseult | ||||
Permavon | Stratford | |||
Curl Paper | ||||
Jojo 1950 芦毛 |
Vilmorin | Gold Bridge | Golden Boss | |
Flying Diadem | ||||
QotM(注1) | Fairway | |||
QotB(注2) | ||||
Fairy Jane | Fair Trial | Fairway | ||
Lady Juror | ||||
Light Tackle | SalmoTrout | |||
True Joy | ||||
La Paiva 1956 栗毛 |
Prince Chevalier 1943 鹿毛 |
Prince Rose | Rose Prince | Prince Palatine |
Eglantine | ||||
Indolence | Gay Crusader | |||
Barrier | ||||
Chevalerie | Abbot’s Speed | Abbot’s Trace | ||
Mary Gaunt | ||||
Kassala | Cygad | |||
Fairzade | ||||
Brazen Molly 1940 鹿毛 |
Horus | Papyrus | Tracery | |
Miss Matty | ||||
Lady Peregrine | White Eagle | |||
Lisma | ||||
Molly Adare | Phalaris | Polymelus | ||
Bromus | ||||
Molly Desmond | Desmond | |||
Pretty Polly |
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