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ミスターシービー
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ミスターシービー

■ミスターシービー■後方一気の3冠馬 RANKING18位タイ
ミスターシービー、牡、黒鹿毛、日本生産、日本調教
生没年月日・1980年4月7日−2000年12月15日
父トウショウボーイ 母シービークイン
生産者・千明牧場  馬主・(株)丸沼温泉ホテル
調教師・松山康久  主戦騎手・吉永正人
競走成績・15戦8勝(8−3−1−3) 主な勝利・皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞・秋
■コメント
ミスターシービーセントライトシンザンに続く日本競馬史上3頭目の3冠馬です。

3冠のほかに天皇賞・秋を制し「4冠馬」ともいわれました。

後方から追い込む競馬で人気を集めました。

後方一気の3冠馬といってよいでしょう。

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■履歴
▼現役時代
▽誕生とエピソード
ミスターシービーは1980年(昭和55年)4月7日に北海道浦河町の千明牧場で生まれました。

父は皐月賞、有馬記念などを勝ち、「天馬」といわれたトウショウボーイ、母は毎日王冠などを勝ったシービークインでした。

この両馬は同じ新馬戦に出走しており、トウショウボーイが1着、シービークインは5着でした。
(なおこの新馬戦には後にトウショウボーイのライバルとなるグリーングラスも出走しており4着でした)

当初はトウショウボーイの父であるテスコボーイとシービークインを配合する予定でしたが、人気のテスコボーイの種付け権を確保できずトウショウボーイとの配合となる経緯がありました

シービークインはミスターシービーが初仔であり、ミスターシービー以降は死産や不受胎などでミスターシービー以外には産駒は生まれませんでした。

3冠馬で兄弟がいないのはミスターシービーだけです。


ミスターシービーには戦前に先代がおり、1937年の日本ダービーでヒサトモの10着となり、後に障害で活躍しています。

本項のミスターシービーは2代目で、シービーは千明(ちぎら)の「C」と牧場(ぼくじょう)の「B」からとった冠名で、「ミスターシービー」は千明牧場を代表するような期待馬につけようとあたためていた名前でした。

千明牧場は1938年にスゲヌマ、1963年にメイズイで日本ダービーを制覇した名門牧場で、ミスターシービーの日本ダービー制覇で親子三代日本ダービー制覇の偉業を達成しています。

ミスターシービーは名門牧場の期待馬であったわけです。

なおミスターシービーの調教師の松山康久氏も父で調教師である松山吉三郎氏の1962年のフエアーウインに続く親子日本ダービー制覇を達成しています。

▽2歳
松山康久厩舎に入厩したミスターシービーは、吉永正人騎手の騎乗で新馬、黒松賞と先行して順調に勝ち進みますが、2戦ともスタートで出遅れており、2戦目で吉永騎手は「追い込み馬」に育てる決意をしたそうです。

3戦目のひいらぎ賞でも出遅れましたが、後方から追い込む競馬を最初から決めていた吉永騎手はクビ差の2着敗れたものの、ミスターシービーの追い込む競馬に手ごたえを感じます。

▽3歳
3歳となったミスターシービーは共同通信杯4歳ステークス(旧馬齢で現在は3歳)、弥生賞と後方からの競馬で連勝してクラシックの主役に躍り出ます。

3冠第1弾で父トウショウボーイも制した皐月賞は雨であいにくの不良馬場となりましたが、「指定席」の後方から抜け出し「1冠」目を制します。

3冠第2弾の日本ダービーは父トウショウボーイが2着に敗れたレースで父の雪辱戦となりましたが、後方から直線で抜け出し「2冠」目を制しました。

しかしこのレースはミスターシービー騎乗の吉永騎手が4日間の騎乗停止処分を受けています。

2冠を制したミスターシービーは秋に京都新聞杯から復帰しますが、ここでカツラギエースの4着に敗れます。

それでも本番の菊花賞では1番人気に推されます。

菊花賞でも後方からスタートしますが、3コーナーからロングスパートをかけたミスターシービーは4コーナー手前で先頭に立つ「常識破りの競馬」でそのまま押し切ってシンザン以来19年振りの3冠を達成します。

3コーナーからの淀(菊花賞が行われる京都競馬場)の坂は「ゆっくり上がってゆっくり下らなければなららない」といわれる中でまさに「常識破りのレース」で杉本清アナウンサーの「大地が、大地が弾んでミスターシービーだ!」「史上に残る3冠の脚、史上の残るこれが3冠の脚だ!」の名実況とともに私にとっても印象に残るレースとなりました。


▽4歳
4歳となったミスターシービーはAJC杯から復帰を予定しますが、レースが降雪によるダート変更の可能性が高まったため出走を取りやめます。

その後、故障もあり、復帰は秋の毎日王冠からでした。
(ミスターシービーの休養の間に1歳下のシンボリルドルフが無敗の2冠馬となっており、無敗の3冠馬への期待が高まっていました)

このレースでカツラギエースの2着と敗れたミスターシービーでしたが、スローペースであったこともあり、ミスターシービーの上がり3ハロンが当時としては破格の33秒7であったことが話題となりました。

このレースでは南関東公営の3冠馬(東京大賞典も含め4冠馬といわれることも)となったサンオーイも出走していましたが、3着でした。
(このレースの1番人気はサンオーイ、ミスターシービーは久々もあり2番人気でした)

ミスターシービーはこの後、天皇賞・秋で最後方から豪快に追い込み優勝し「4冠」を達成しました。

続くジャパンカップでは、日本競馬史上初の無敗の3冠馬となったシンボリルドルフとの「3冠馬」対決が注目されました。

1番人気はミスターシービー、きついローテーションと体調不良も伝えられたシンボリルドルフは4番人気でした。

レースは10番人気だったカツラギエースが逃げ切り勝ちで、シンボリルドルフは3着、いつもの後方からの競馬でミスターシービーは10着でした。

そして有馬記念では最後方からではなく、後方から差す競馬を試みたミスターシービーでしたが、シンボリルドルフの3着に敗れました。

ジャパンカップを勝ったカツラギエースは2着でした。

▽5歳
5歳となったミスターシービーはサンケイ大阪杯からスタートしますが直線でステートジャガーに競り負けて2着に敗れてしまいます。

同じ日にシンボリルドルフが日経賞で余裕の逃げ切り勝ちをしたのとは対照的でした。

天皇賞・春ではスタートこそ後方からのミスターシービーは早めにシンボリルドルフの前にでる菊花賞を髣髴させる積極的なレースを進めますが、直線で力尽きシンボリルドルフの5着に敗れます。

後方からレースを進めていたミスターシービーがシンボリルドルフの前を少しの瞬間であれ走ったのはこのレースだけです。

ミスターシービーは秋にシンボリルドルフへの雪辱を期し休養に入りますが、その後脚部不安のため引退しています。

結局、シンボリルドルフには3戦全敗でした。


(注)
当時馬齢旧表記で3歳のデビューで6歳で現役引退となっている

▽種牡馬以降
種牡馬となったミスターシービーはヤマニングローバル、メイショウビクトリア、スイートミトゥーナの重賞勝ち馬を出しました。

主な産駒・・・
やマニングローバル(目黒記念、アルゼンチン共和国杯、デイリー杯3歳ステークス)
メイショウビクトリア(ステイヤーズステークス)
スイートミトゥーナ(クイーンカップ)
シャコーグレイド(皐月賞2着など)

オーロラテルコ(クアイトファインの母)

母の父として・・・
ウイニングアロー(ジャパンカップダート、フェブラリーステークスなど)

ゴーイングスズカ(目黒記念、福島記念)
リキセレナード(小倉3歳ステークス)

クアイトファイン(種牡馬)

1986年にJRA顕彰馬に選出されています

2000年12月15日に千葉県の千明牧場で死亡。

▽血統
トウショウボーイは、内国産馬のエースとしてミスターシービー以外にもシスタートウショウ、アラホウトクの2頭の桜花賞馬、安田記念などを勝ったダイイチルビーなど重賞勝ち馬を出しました。

母シービークインは、4歳牝馬特別(旧馬齢、現在の3歳)、毎日王冠、京王杯オータムハンデなどを勝った名牝です。

母シービークインの半妹シービーフラワーの産駒(ミスターシービーの従妹)にクイーンカップを勝ちエリザベス女王杯を2着したスーパーショットがいます。

(エリザベス女王杯は当時の牝馬3冠第3弾で、ス−パーショットは牝馬3冠を決めたメジロラモーヌの2着)
曾祖母メイワの全弟に2冠(皐月賞、日本ダービー)馬メイズイがいます。

ミスターシービーの5代血統には、ネアルコ5×4、ハイペリオン4×5のクロスがあります。

▼ミスターシービー世代
ミスターシービーの同世代にはカツラギエース(ジャパンカップ、宝塚記念)、リードホーユー(有馬記念)、ニホンピロウイナー(マイルチャンピオンシップ2回、安田記念)、ギャロップダイナ(天皇賞・秋、安田記念)、スズカコバン(宝塚記念)などがおり、充実した世代でした。

一部には「(ミスター)シービー世代」は弱い」との声もありましたが、上記の同世代の実績からミスターシービー世代は決して弱くはないと思います。


▼愛された3冠馬
ミスターシービーはシンボリルドルフに3戦全敗と勝てませんでした。

しかし人気ではシンボリルドルフに劣らないものがありました。

まさに「愛された3冠馬」といったところでしょうか。

私が競馬に関心を持った時期と重なるミスターシービーは私も好きな馬でした。


ミスターシービーを知るおすすめ作品

■競走成績
開催日 開催国 競馬場
レース名

距離


頭数
人気
着順
斤量
着差

騎手
タイム

1着(2着)


1982.11.6 東京
新馬

T1600


11

54


吉永正人
1.38.5

(ヒラタカエイコー)

1982.12.5 中山
黒松賞

T1600


12

54
クビ

吉永正人
1.36.3

(ユウフブキ)


1982.12.25 中山
ひいらぎ賞

T1800




55
クビ

吉永正人
1.50.4

ウメノシンオー


1983.2.13 東京
共同通信杯4歳ステークス

T1600


14

55
アタマ

吉永正人
1.49.5

(ウメノシンオー)

1983.3.6 東京
弥生賞

T1800


14

55
1・1/2

吉永正人
1.50.2

(スピードトライ)


1983.4.17 中山
皐月賞

T2000


20

57
1/2

吉永正人
2.08.3

(メジロモンスニー)


1983.5.29 東京
日本ダービー

T2400


21

57
1・1/2

吉永正人
2.29.5

(メジロモンスニー)


1983.10.23 京都
京都新聞杯

T1800


15

57
1.2秒

吉永正人
2.03.2

カツラギエース


1983.11.13 京都
菊花賞

T3000


21

57


吉永正人
3.08.1

(ビンゴカンタ)


1984.10.7 東京
毎日王冠

T1800
GU



59
アタマ

吉永正人
1.47.5

カツラギエース


1984.10.28 東京
天皇賞・秋

T2000
GT

15

58
1/2

吉永正人
1.59.3R

(テュデナムキング)


1984.11.25 東京
ジャパンカップ

T2400
GT

14

10
57
1.9秒

吉永正人
2.28.2

カツラギエース


1984.12.23 中山
有馬記念

T2500
GT

11

57
0.5秒

吉永正人
2.33.3

シンボリルドルフ


1985.3.31 阪神
サンケイ大坂杯

T2000
GU

11

59
ハナ

吉永正人
2.01.4

ステートジャガー


1985.4.29 京都
天皇賞・春

T3200
GT

15

58
1.9秒

吉永正人
3.22.3

シンボリルドルフ


■5代血統図
Hyperion4×5、Nearco5×4
トウショウボーイ
北海道静内
1973 鹿毛
テスコボーイ
Tesco Boy

1963 黒鹿毛
Princely Gift Nasrullah Nearco
Mumtaz Begum
Blue Gem Blue Peter
Sparkle
Suncourt Hyperion Gainsborough
Selene
Inquisition Dastur
Jury
*ソシアルバタフライ
Social Butterfly

1957 鹿毛
Your Host Alibhai Hyperion
Teresoma
Boudori Mahmoud
Kampara
Wisteria Easton Dark Legend
Phaona
Blue Cyprus Blue Larkspur
Peggy Porter
シービークイン
千葉県
1982 鹿毛
*トピオ
Topyo

1964 鹿毛
Fine Top Fine Art Artist’s Poof
Finnoise
Toupie Vatellor
Tarentella
Deleriosa Delirium
Panorama
Passed Out
Fougueuse
Admiral Drake
La Foux
メイドウ

1973 鹿毛

*アドミラルバード
Admiral Byrd
Nearco Pharos
Nogara
Woodlark Bois Rousse
Aurora
メイワ *ゲイタイム

Rockfella
Daring Miss
*チルウインド

Wyndham
Heart of Mdlothian


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